ミラノ・コルティナ冬季五輪2026 NBCユニバーサル 過去最高の視聴者数を達成

NBCユニバーサル、過去最大の3400時間の五輪放送を実施
NBCの五輪放送スタジオ Milan IBC  出典 NBC
 NBCユニバーサル(NBCU)は、米国内の五輪放送権を独占、NBCU系列のNBCテレビ、Peacockなどのデジタル配信、ケーブル・衛星で、包括的な放送を実施して、冬季オリンピックとしては過去最大となる約3400時間の五輪コンテンツをサービスした。主要競技の生中継を中心に日中少なくとも5時間の放送を毎日実施し、夜間のプライムタイムに3時間程度の五輪特集番組の放送を行った。

・主要競技はNBCの午後の時間帯の「Milan Prime」(東部時間午後2時~5時)などで一日5時間以上、生中継
・NBCの基幹五輪番組、「Primetime in Milan」(東部時間午後8時~11時)を強化・拡充、エンターテイメント性を加味して、主要競技のハイライト(録画)、注目選手の名場面、感動的なストーリーを始め、現地の美しい風景や文化を紹介して、視聴者に臨場感あふれる体験を提供。
・NBCUの基幹デジタル・プラットフォーム、Peacockは、全競技(早朝のアルペンスキーを含む)をライブ配信、全116種目のメダルイベントを網羅する。さらに、イベントのフルリプレイ、NBC放送を含むすべてのリニア番組、厳選されたビデオクリップ、バーチャルチャンネル、独占オリジナル番組、多彩なコンテンツを提供。 パリ2022で人気となった「Gold Zone」(東部時間午前8時から午後4時)と4チャンネルで同時配信する「Multiview」機能が、ミラノ・コルティナで復活。
・ケーブルテレビ・衛星放送では、USA Networkは24時間放送でアメリカ代表チームの試合を中継し、CNBCは週末や平日のビジネス番組終了後に五輪放送を行う。
 (NBCUはUSA NetworkとCNBCを分社化してVersant Media傘下に移行させた。分社化後も五輪コンテンツは両局で継続して放送)
北京冬季五輪2022で惨敗したNBCU 崖っぷちに立たされたミラノ・コルティナ2026
 前回の北京冬季五輪2022ではNBCUのプライムタイムの開会式のテレビとデジタルサービスを含めた視聴者数(TAD)は、1600万人で、平昌冬季五輪2018の視聴者数2830万人に比べて約43%と大幅に減少し、過去最低を記録した。 またNBC(プライムタイム)を視聴した人はわずか平均1070万人で、平昌2018から47パーセント減少した。
 この大会で米国は、新疆ウイグル自治区の人権問題に抗議して、政府代表団を送らないとする“外交的ボイコット”を行うことを表明した。英、豪、カナダ、ベルギーなど11ヵ国が米国に同調した。しかし米国を始め各国は選手団は予定通り派遣したが、米国内の五輪大会への関心は著しく低下した。また新型コロナのパンデミックに襲われ、海外からの観客や国内の一般観客は制限され、選手や大会関係者は「 バブル方式」厳しく管理され、市民との接触は原則禁止だったことで、大会の機運醸成が大きく損なわれた上に、世界各国でもコロナ禍の真っ只中だったことも、“逆風”となり、視聴者の大幅な低下につながったと見られる。
 視聴者の五輪離れはにとって、NBCUにとって極めて深刻である。
 2014年5月、NBCユニバーサル(NBCU)の親会社、米国のメディア・コングロマリット大手、コムサットは、2021年から2032年までの夏季・冬季6大会の米国内の放送権を、76億5000万ドル(1憶ドルのボーナスを追加)という破格の額で獲得した。この巨額の放送権料を大会ごとに集める広告料で賄わなければならない。オリンピック放送の視聴者数は、広告料収入に大きく影響する。
 Paris2024では、東京夏季五輪2020、北京冬季五輪2022と2大会続けて惨敗した視聴者数は、Paris2024では凋落傾向に歯止めをかけることに成功した。焦点はミラノ・コルティナ冬季五輪2026になった
 またPeacockは大健闘ているが、長年の“赤字体質”を脱して、NBCユニバーサルの収入に貢献できるサービスになれるのか、オリンピックが終わったこれからの結果が勝負となる。
 
 NBCUの視聴者増を牽引したのは傘下のPeacockなどのストリーミング配信である。Peacockはパリ夏季五輪2024に引き続いてミラノ・コルティナ2026のストリーミング配信プラットフォームの中核となり、すべての競技とイベントの生中継とリプレイ、NBCのテレビ番組、バーチャルチャンネル、独占オリジナルコンテンツ、そしてマルチビューの復活など強化されたデジタル機能を提供する。またパリ五輪2024で評判となったPeacockの五輪番組の「Gold Zone」が復活して、PeacockとリニューアルされたNBC Sports Networkで毎日配信される。視聴者は、最高の競技のライブアクション、メダル獲得の瞬間、そして主要なストーリーラインを満喫できる。有料テレビの契約者のユーザーは、NBCSports.comとNBC Sportsアプリでも視聴可能。
 NBCユニバーサル傘下のデジタル・プラットフォームのストリーミング配信時間は112億分に達し、これは過去の冬季オリンピックの合計視聴時間と比較して62%増加した。
 NBCUは、デジタル配信サービスに押されて苦境に立たされている傘下のケーブルテレビを整理しているが、ミラノ・コルティナ大会は、NBC傘下のケーブルチャンネル、USA Network(チームUSAの24時間放送局)とCNBC(夜間と週末)でも引き続き放送された。
NBCユニバーサル Milano Cortina2026の視聴者数が北京2022のほぼ2倍に
 NBCユニバーサル(NBCU)の放送は平均2,350万人、2014年ソチ大会以来の冬季オリンピック最高視聴者数を記録、ピーコック(Peacock)は過去最高の月間視聴者数を達成した。
 2026年冬季オリンピックは、開会式から閉会式の週末まで視聴率の勢いを維持した。
 ニールセンの視聴率とAdobe Analyticsのストリーミングデータによると、2月6日から23日までのNBCユニバーサル(NBC、ピーコックなど)、それにVersant傘下のUSAネットワークとCNBCの系列プラットフォーム全体での平均視聴者数は2,350万人で、視聴率が低かった2022年冬季オリンピックと比べて大幅に向上した。
 今大会の視聴者数は、ライブ中継の「ミラノ・プライム」(東部時間午後2時~5時)と録画サービスの「米国プライムタイム」(東部時間夜8時~11時)を合わせた数値で、北京2022大会の平均視聴者数(1,260万人)のほぼ2倍に達した。全15日間の競技期間を通して、視聴者数は連日2000万人を越えた。

 Peacockなどのデジタル配信は絶好調では、大会開始から1週間も経たないうちに冬季オリンピック史上最もストリーミング配信された大会となり、日中午後のサービス時間帯の良さも影響して、大会終了までに167億分のストリーミング時間を達成。これは、これまでのすべての冬季オリンピック(2022年以前はNBCのアプリとウェブサイト経由で配信)の合計の2倍以上である。
  NBCU幹部は、この数字にほっと胸を撫でおろしているにちがいないNBCスポーツ社長のリック・コーデリア氏は声明で、「ミラノ・コルティナ・オリンピックを始め、サンタクララで開催された第51回スーパーボウル、そしてロサンゼルスで開催された2026年NBAオールスターウィークエンドはいずれも大成功だった。コムキャスト・NBCユニバーサル(Peacock、NBC Entertainment、NBC News、Telemundo、地方局、NBC系列局、優れた広告販売・配信チーム、そしてXfinityを含む)の多大な協力と支援なしには実現できなかったと思う。そしてもちろん、IOC、USOPC、NFL、NBAといった素晴らしいパートナーの皆様にも感謝している」と述べた。五輪 TV Tower ミラノ Duomo広場  2階がNBCのサテライトスタジオ 出典 SVG
開会式 NBCとPeacockで平均2,140万人の視聴者数を記録 ― 北京2022開会式比34%増
2月7日に、NBCユニバーサルがイタリア国内4か所から中継したミラノ・コルティナオリンピック開会式は、NBCとPeacockで放送・配信され、平均2,140万人の視聴者数を記録した。この内、Peacockの視聴者数は300万人を達成した。ニールセンの速報値とAdobe Analyticsのデジタルデータに基づくと、2,140万人という視聴者数は北京冬季五輪2022の開会式の1590万人を約600万人上回り、34%の増加となる。
 開会式は、午後の時間帯の生中継(Milan Time)と、の夜間のプライムタイムの特別番組で放送された。
「歴史的な都市、風光明媚な山岳地帯、そして選手団の入場行進など、金曜日の魅力的な開会式は素晴らしいスタートを切りった」と、NBCスポーツ社長のリック・コルデラ氏は述べた。

 翌日土曜日に放送した競技中継サービスは、NBC、ピーコック、NBCユニバーサル・デジタル・プラットフォーム、そしてバーサントのCNBCとUSAネットワークで平均2,850万人の視聴者数を記録した。ニールセンの予備データとAdobe Analyticsのデジタルデータによると、2014年(2014年ソチオリンピック10日目)以来、冬季オリンピックで最高の視聴者数を獲得した五輪中継サービスとなる。
 土曜日には、アメリカのフィギュアスケートのスター選手、イリア・マリニンやリズムダンスのマディソン・チョック、エヴァン・ベイツ組、フィンランドと対戦するアメリカ女子アイスホッケーチーム、スノーボード競技に出場するアメリカの高校生オリー・マーティが競技に出場、そして人気のカーリング競技も行われ、午後の「Milan Time」(東部時間午後2時~5時)のライブ中継と、「Primetime in Mikan」(東部時間/太平洋時間午後8時~11時)で、NBCとPeacockでサービスされた。
 土曜日に記録した視聴者数は、過去43回の冬季オリンピック番組(2014年ソチオリンピック10日目以来)の中でも最大であり、2022年北京オリンピックの開幕土曜日(視聴者数1,480万人)から92%増加している。
 一方、土曜日の配信時間は、NBCユニバーサルの全体のデジタルプラットフォーム合計で、1日で冬季オリンピック史上最高の13億分を記録した。冬季オリンピックの1日で10億分を超えたのは初めて。
 視聴者増を牽引したのは、NBCUの基幹デジタル・プラットフォーム、Peacockである。
 土曜日のデジタル配信の視聴者数は、Peacockを中心に、平均410万人を記録した。全視聴者数の約14.3%である。
アイスホッケー決勝戦 男女とも記録的な視聴者数 「2月の伝説」( “Legendary February”) 
アイスホッケー男子決勝戦 米国、カナダを延長戦で破り優勝  出典 Olympicscom
 2月21日に行われたアメリカ対カナダの女子アイスホッケー金メダル戦は、530万人の視聴者数を記録し、米国における女子アイスホッケーの試合としては記録的な数字となった。男子決勝戦もアメリカが延長戦でカナダに勝利し、NBC、ピーコック、USAネットワークを合わせた視聴者数は2,070万人と驚異的な数字を記録した。これは、2010年冬季オリンピックの金メダル決定戦以来、アイスホッケーの試合としては最多の視聴者数である。ピーコックはそのうち370万人(17.8%)の視聴者を獲得し、NFL以外の視聴者数としては過去最高を記録した。
 ピーコックにとって2026年2月は予想通り、過去最高の月となり、NBCUは「2月の伝説」( “Legendary February”)と呼んだ。。
 ピーコックのストリーミング・サービス(NBCユニバーサル傘下の他のデジタルプラットフォームも含む)は、「ミラノ・プライム」(東部時間午後2時~5時)と「米国プライムタイム」(東部時間夜8時~11時)の時間帯の配信サービスで、1日平均330万人の視聴者数を記録した。これは、NBCU全体の1日平均視聴者数2,350万人の約14%を占める。
 スーパーボウル、オリンピック、NBA番組もピーコックのエンターテインメント・サービスの視聴者増に相乗効果をもたらした。
『ザ・バーブズ』はスーパーボウルの日曜日に好調な視聴率を記録し、『ザ・トレイターズ』、『ポニーズ』、『オール・ハー・フォルト』などの番組は、スーパーボウルやオリンピックの前の数週間と比べて視聴率が上昇した。
 コムキャストCEO、ピーコックはグローバル展開しないと明言 「国内展開こそが我々の進むべき道だ」としている。
視聴者増を牽引したのはPeacock
NBCUの視聴者増を牽引したのは傘下のPeacockなどのストリーミング配信である。Peacockはパリ夏季五輪2024に引き続いてミラノ・コルティナ2026のストリーミング配信プラットフォームの中核となり、すべての競技とイベントの生中継とリプレイ、NBCのテレビ番組、バーチャルチャンネル、独占オリジナルコンテンツ、そしてマルチビューの復活など強化されたデジタル機能を提供する。
 またパリ五輪2024で評判となった金メダル獲得のほぼすべての瞬間を特集した五輪人気番組、「Gold Zone」(東部時間午前8時から午後4時)がパリ五輪2024に引き続いてサービスされ、PeacockとリニューアルされたNBC Sports Networkで毎日配信された。
 視聴者は、最高の競技のライブアクション、メダル獲得の瞬間、そして主要なストーリーラインを満喫できる。有料テレビの契約者のユーザーは、NBCSports.comとNBC Sportsアプリでも視聴可能。
 そしてNBCユニバーサル傘下のデジタル・プラットフォームのストリーミング配信時間は112億分に達し、これは過去の冬季オリンピックの合計視聴時間と比較して62%増加した。NBCUは、デジタル配信サービスに押されて苦境に立たされている傘下のケーブルテレビを整理しているが、ミラノ・コルティナ大会は、NBC傘下のケーブルチャンネル、USA Network(チームUSAの24時間放送局)とCNBC(夜間と週末)でも引き続き放送された。
Peacock Multiviewなどの新機能搭載
 ピーコックは、金メダル獲得のほぼすべての瞬間を特集した五輪人気番組、「Gold Zone」(東部時間午前8時から午後4時)などで、すべての競技とイベントをライブ配信し、フルイベントのリプレイ映像、NBCのすべての番組、厳選されたビデオクリップ、バーチャルチャンネル、独占オリジナル番組、最先端技術などを提供する。  2026年ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックの視聴体験では、視聴者数大会期間中の配信サービスをスムーズに閲覧できるよう、インタラクティブな機能が導入される。
 またピーコックは、縦型ビデオ・プレイリストを導入する。「ハイライト」はモバイル端末で視聴しやすい縦型クリップでサービス、大会期間中の様々なイベントのハイライト映像が縦型ビデオでリアルタイムで視聴できる。
・ゴールド・ゾーン(Gold Zone)は 冬季オリンピック開催期間中、毎日、午前8時から午後4時(米国東部時間)まで、Peacockでライブ配信されるライブ中継コンテンツ。オンデマンド・サービス機能も備えていて、最初から視聴したり、後からリプレイすることも可能。
 オリンピック期間中の見どころの競技を網羅し、特に金メダル決定戦に重点を置いてライブ中継でサービスする。
 この番組形式は、NFLシーズン中に毎週日曜日に放送され、フットボールファンが見逃せない瞬間をすべて提供する「NFLレッドゾーン」にヒントを得ている。
 「Gold Zone」では、2つの競技を並べて配信することもあれば、最大10の競技を同時に視聴可能にすることもある。

・ディスカバリー・マルチビュー(Discovery Multiview)
 PeacockはNBC Sportsのエキスパートが厳選した注目の競技を毎日配信するマルチビュー・フィードを提供。視聴者は、このフィードを通して、関心のある競技を複数、同時にチェックしながら楽しむことができる。メインのマルチビュー配信では、人気イベント4つを同時に配信する、また、配信中のイベントに関する役立つ情報も提供される。

・インタラクティブ・スケジュール(Interactive Schedule)
 Peacockのインタラクティブスケジュールを使えば、視聴者は日ごとの視聴計画を立て、ライブ配信を視聴したり、「マイコンテンツ」に追加して後で容易に視聴可能。

・メダル獲得状況の最新情報(Updated Medal Standings)
 パラリンピック特設ページでは、大会期間中の最新のメダル獲得数に基づいたチーム別順位を確認できる。

・ライブ・イン・ブラウズ(Live in Browse)
 Peacockを開くと、ホーム画面に最新のパラリンピック中継が自動的に表示される。すべての競技で利用可能なライブインブラウズは、リアルタイムのデータに基づいて、視聴者が競技状況や出場している米国代表選手を簡単に把握できるようサポートする。

・ライブ・アクション(Live Actions) 
 ライブアクション機能を使えば、視聴中の番組を中断することなく、今後の競技を「マイコンテンツ」に追加できる。これにより、一日を通して競技を楽しみ、次に何を見るかを計画しやすくなる。

 Peacockには2つのサブスクリプションプランがあり、広告付きのPeacock Premium(月額10.99ドル[約1650円]または年間109.99ドル[約16500円)と広告なしのPeacock Premium Plus(月額16.99ドル[約2550円]または年間169.99ドル[25500円))である。

NBCU ケーブルテレビ局を再編成・分社化 Versant Media Groupの設立
 Versant Media Groupは、アメリカの多国籍マスメディア企業。2026年1月5日にコムキャストから分社化(スピンオフ)して設立されたVersantは、ニューヨーク市マンハッタンのミッドタウン、本社を構えている。一方、ネットワークの技術運用とマスターコントロールは、ニュージャージー州エングルウッド・クリフスにあるCNBCの本社に置かれている。
 Versantは、かつてNBCUが所有していた国内ケーブルネットワーク(USA Network、MS NOW(旧MSNBC)、CNBC、Golf Channel、E!、Syfy、Oxygenなど)と、関連するデジタル資産(GolfNow、Fandango Media、Rotten Tomatoesなど)を譲り受けた。このスピンオフは、NBCUniversalが映画、テレビ、ストリーミング、テーマエンターテインメントといった中核事業に注力するために、身軽になるための対応だった。スピンオフによって、各事業が「ブランドハウス」として独自の投資を行うことを可能になる。
 NBCUniversalはスピンオフ後も一定期間、広告販売サービスを提供し続け、継続性を確保するため、一部のスポーツ関連事業をVersantにサブライセンス供与した。Versantは「USA Sportsブランド」で独自のスポーツ部門を設立し、CNBCとMSNBCはNBC Newsとは編集面で独立した。
 スピンオフに先立ち、Versantはデジタル・マルチキャスト・テレビネットワークのFree TV Networksを買収した。 

NBCSN
 NBCSNは、アメリカ合衆国NBCスポーツのスポーツ専門テレビ放送局。ケーブルテレビや衛星チャンネルで放送。
 1995年、OLN(アウトドア・ライフ・ネットワーク)として開局。2006年にVersus(ヴァーサス)にチャンネル名を変え、NBCがコムキャスト傘下に入ると2012年、NBC Sports Networkに改称、ブランド名はNBCSNとなった。
 NBCSNはオリンピックやツール・ド・フランス、NHL、プレミアリーグ、インディカー・シリーズなどの中継の放映権を持っている。
 2015年時点で約8150万世帯が視聴可能だった。
 しかし、NBCUはネット配信に押されて不振に陥った傘下のケーブル・チャンネルを整理する方針に転換、2025年10月で閉局した。NBCSNのコンテンツは、Peacockや、CNBC、USAネットワークに引き継がれた。
 しかし、2025年11月、NBCUはNBCSNを改編して復活させ、「MS NOW」と名称を変えてVersantで放送を再開、Xfinityを通して配信サービスも開始している。

USA Network
 USAネットワークは全米の衛星チャンネルとケーブルテレビ向け娯楽専門テレビ放送局である。現在はNBCユニバーサルからスピンオフされVersant傘下にある。
 2005年度現在、8,900万人が視聴していたNBCUの基幹ケーブルテレビ。番組としては映画やドラマのほかプロレス団体、WWEの番組が多く放送されており、人気番組RAW・NXTはこの局で放映されている。また、全米オープンテニスや全米プロゴルフツアー(地上波で放送されない平日分)などスポーツ番組も多く放送し、NBCUが放映権を持つオリンピック中継では、「Team USA」のホームとなり、アメリカ代表チームの試合を24時間サービスする。

CNBC
 ニュース通信社ダウ・ジョーンズとアメリカの大手テレビネットワークのひとつNBCが共同設立したニュース専門放送局。チャンネル名はConsumer News and Business Channelの頭文字をとったものとされている。
 CNBCヨーロッパやCNBCアジアを始めとする世界中のCNBCで制作された経済ニュース・情報番組の他、経済に関わらないドキュメンタリー、情報番組を放送する。ラノ・コルティナ2026の五輪放送では、夜間と週末にサービスを継続する。