- 五輪開会式演出担当 小林賢太郎氏を解任 ホロコーストを揶揄
小林賢太郎氏 出典 Coronet Theater
- 7月22日、2020東京五輪大会組織委員会は、23日の開会式でショーの演出担当を務める予定だった元お笑い芸人の小林賢太郎氏の解任を発表した。過去にユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を題材にしていたとみられるコントの動画が拡散し、SNS(ネット交流サービス)で批判されていた。
過去にユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)をコントの題材にしていたとみられる動画が拡散し、SNS(ネット交流サービス)で批判されていた。
動画は、小林氏のお笑いコンビ「ラーメンズ」時代のコントとみられ、映像内で「あのユダヤ人大量惨殺ごっこやろうって言った時のな」とホロコーストを揶揄する発言している。五輪憲章はあらゆる差別を禁止し、東京五輪も大会ビジョンの一つに「多様性と調和」を掲げており、その理念とは完全に反している。
とりわけ、ユダヤ人の人権問題は、各国の人々にとってきわめて敏感なテーマで、国際オリンピック委員会(IOC)としても、とても許容するわけにはいかないだろう。
小林氏は、開会式の演出を担う「開会式クリエイター」チームを束ねる「Show Director」と務め、開会式の演出陣の中心的な役割を果たしていた。
組織委員会は、開会式の演出で、小林氏が一人で担当した部分はないとして、予定通りの演出で開会式を行うことを明らかにした。
組織委が発表した小林氏のコメントは以下の通り。
小林賢太郎と申します。 私は元コメディアンで、引退後の今はエンターテインメントに裏方として携わっています。
かつて私が書いたコントのセリフの中に、不適切な表現があったというご指摘をいただきました。確かにご指摘のとおり、1998年に発売された若手芸人を紹介するビデオソフトの中で、私が書いたコントのセリフに、極めて不謹慎な表現が含まれていました。
ご指摘を受け、当時のことを思い返しました。思うように人を笑わせられなくて、浅はかに人の気を引こうとしていた頃だと思います。その後、自分でも良くないと思い、考えを改め、人を傷つけない笑いを目指すようになっていきました。
人を楽しませる仕事の自分が、人に不快な思いをさせることは、あってはならないことです。当時の自分の愚かな言葉選びが間違いだったということを理解し、反省しています。不快に思われた方々に、お詫(わ)びを申し上げます。申し訳ありませんでした。
先ほど、組織委員会から、ショーディレクター解任のご連絡をいただきました。ここまで、この式典に関わらせていただけたことに感謝いたします。
小林賢太郎
(出典 毎日新聞 7月22日)
ここまでくると、もういう言葉を失う。
開会式演出担当者の人権意識の低さが次々に露呈している。五輪開会式の演出もまともできない日本のレベルの低さを世界にアピールする結果になった。
- 五輪開会式の楽曲作曲担当 小山田圭吾氏辞任 開会式の曲の一部削除
小山田圭吾氏 出典 Washigton Post
- 7月23日、東京五輪組織委は、午後10時から、急遽行われた緊急記者会見で、五輪開会式のクリエーティブチームのメンバーとして音楽を担当していたミュージシャン、小山田圭吾氏の辞任を発表し、小山田氏の担当した開会式のオープニングの楽曲の内、4分間を削除するとした。
小山田氏は90年代の音楽雑誌でのインタビューなどで、障がいを持つ同級生をいじめていたことを得意げに語っていた。組織委員会が開会式の楽曲担当メンバーの一人と発表した直後から、小山田が当時の記事がネット上で拡散。「多様性と調和」を掲げる東京五輪・パラリンピックにふさわしくないとの批判がSNS上で相次いだ。
これに対し、小山田氏は16日、ツイッターで謝罪の文章を掲載して、続投を表明、これに対して組織委員会は「把握していなかったが、不適切な発言」とするコメントを発表し、「現在は高い倫理観をもって創作活動に献身するクリーエーター、貢献はたいへん大きなもので、最後まで準備に尽くしてもらいたい」と、続投の方針を明言していた。
しかし、小山田氏に対する批判は収まらず、同氏はツイッターで辞任を申し出た。
続投の方針を明言していた組織委員会は夜になって急転。続投を「誤った判断」とし、小山田氏の辞意を受理した。
会見に臨んだ武藤総長は「小山田氏の行為は断じて許されるものではないと強く思っているが、真摯な謝罪と反省言葉を述べていたので、受け入れてもいいのではと考えた。開会式まで時間もないので。クリエーティブチーム楽曲をここで変えるは難しいと言っていた」と、いったんは続投とした理由を説明。「引き続きお願いしても許されるかも、と考えた。このような事態になり、判断するに至った。判断が甘かった」と謝罪した。
そして、小山田氏が作曲したオープニング映像のバックに流される楽曲、約4分は使用しないことを明らかにした。
■ 組織委員会が発表したコメント
「本日、オリンピック開会式 クリエーティブチームのメンバーである小山田圭吾氏から、東京2020組織委員会に対し、その職を辞任するとの申し出がありました。
組織委員会は、小山田氏の行為は断じて許されるものではないと考えますが、先日、本件についての反省とお詫びを受け入れ、開会式が迫っているなか、引き続き準備に努めていただくことを表明しました。しかし、これは誤った判断であると考えるに至り、この辞意を受け入れることといたしました。
この間、多くの皆様に不快な思いをさせたこと、混乱を招いたことを心からお詫び申し上げます」
- 電通の責任重大
- 相次いで開会式の担当者が辞任したことで、開会式のプロデュースを電通に「丸投げ」している体質の欠陥が露呈したといえるだろう。
勿論、「丸投げ」をしている組織委員会の責任は免れるものではない。
しかし、開会式・閉会式を始め、五輪関係の主要イベントを独占している電通の責任は重大だろう。
渡辺直美さんの容姿を侮辱して辞任した演出統括のクリエーティブディレクターの佐々木宏氏、その後任で統括を努める日置貴之氏、いずれも「電通ファミリー」のイベント・プロデューサーである。
今回開閉会式の演出陣として起用された人たちは、佐々木宏氏や日置貴之氏が選んだ人たちでいわゆる「電通ファミリー」に名を連ねるイベント・クリエーターであろう。
辞任した小山田氏を始め、こうしたイベントクリーエーターを武藤事務総長を始め、組織委員会の幹部はほとんど知らないのは間違いない。組織委員会の幹部とは「違う」世界で活躍している人たちだからである。電通グループの「いいなり」で、演出陣が選ばれたのであろう。
その電通がモラル崩壊を起こし、渡辺直美さんを侮辱したり、いじめを自慢したりというお粗末な不祥事を続発させた。五輪大会の掲げる理念を全く理解しない「電通ファミリー」は、最早、五輪にかかわる資格はない。
さらに問題なのは、電通にスポンサーを握られているテレビ、新聞メディアは、電通の責任を追及しないことだ。
- 国立競技場で開会式リハーサル 日本の祭りの演出も
- 東京オリンピック開幕まで、あと4日となり、7月18日、本番会場の国立競技場で、開会式のリハーサルが本番と同じ時刻に行われ、その映像の一部が公開された。
今回公開されたのは、およそ30秒ほどで、式典の詳細や最終聖火ランナー、そして聖火の点火方法などは明かされない。
映像を見ると、パナソニックが開発した最新技術を駆使したプロジェクションマッピングが開会式の演出で威力を発揮すると思われる。平昌冬季五輪で世界にインパクトを与えたインテルのドローン編隊飛行も夜空を彩る見込みだ。また、日本の祭りの様子を取り入れ、「和」の演出も窺える。「アドバイザー」として残った野村萬斎氏が主導したもとだろう。
東京オリンピックの開会式のコンセプトは、「United by Emotion」、「世界中の人々を感動でつなぐ力」との意味が込められている。
2016リオデジャネイロ五輪や2018平昌冬季五輪では、それぞれの国の歴史や、民族、文化を、プロジェクションマッピングはレーザー光線などの映像機器や音響を駆使して、壮大な「物語」を、スタジアムで演じて、視聴者に大きな感動を与えた。
2020東京五輪大会の演出陣には、アニメやコントなどを得意とする演出家が加わっている。これまでの「重厚長大」路線とは一味違う演出が期待される。
しかし、東京大会の開会式で、一体どんなメッセージを伝えるのか、大いに注目される。
新型コロナウイルスのパンデミックの中で迎える前代未聞のオリンピック、いよいよ、今週金曜日の23日に開幕する。
出典 FNNオンライン(以下)


インテル・ドローンショ― 出典 Twitter
- 電通が請負った東京五輪開閉会式
- 東京オリンピックの開会式は、7月23日(金)、夜8時から11時30分の3時間半にわたって、に五輪大会のために建設した国立競技場で開催される。
開会式でには、当初計画では200カ国から約11,000人が参加する計画だったが、新型コロナウイルスの感染拡大による規模縮小で、参加人員は大幅に減る見通しだ。観客も当初計画では、約6万人を想定していが、東京で感染者が激増し、7月8日、東京都に4回目となる緊急事態宣言が発令された。期間は7月12日から8月22日、五輪開催期間中はすべて含まれる。
これを受けて、開会式と閉会式を含む、都内と首都圏3県、それに北海道、福島で開催されるすべての競技は無観客で行うことが決まった。
開会式は、異例の無観客で行われる。IOCやIF、NOC、スポンサー企業などの大会関係者は別枠で、当初は1万人程度が参加するとしていたが、世論から厳しく批判され、大幅に削減する方向で検討している。
テレビ中継は、OBSが史上初の4K/HDR、5.1サラウンド音声でライブ中継、NHKが8K、22.2ch音声でライブ中継を国際映像として配信する。
テレビ放送を行うのはNHKで、NHK総合、BS1、BS4K、BS8Kでライブ中継放送する(20:00~23:30)。またデジタルプラットフォーム、NHK+でもサービスされる。
一方、フジテレビが録画で「開会式ハイライト」(23:00~25:00)を放送する。
2018年12月に開始された新4K8K衛星放送にとって、最大のビックイベントなる。放送サービス高度化推進協会(A-PAB)の調査によると、新4K8K衛星放送の視聴可能機器は850万5000台に達し、約25%程度の世帯に普及したとされている。高精細映像4Kの臨場感と迫力が楽しみである。
コロナ禍の2020東京五輪大会、「高繊細4K8Kテレビで『巣ごもり視聴』」で楽しむのが「with コロナの時代のニューノーマル」になるだろう。
開閉式の制作は、電通が担当することが決まっているが、1年延期に伴い締結している業務委託契約の期間延長など改定を行った。式典は簡素化を図りながらもコロナ禍を踏まえたメッセージを演出内容に反映するする内容に変わるが、延期に伴う人件費や調達済資材の保管料などの経費増や演出内容の見直しに伴う経費増で、予算の上限額を35億円増の165億円に引き上げた。開閉会式の予算増額は今回で2度目になる。招致時では91億円を見込んだが、演出内容の具体化に伴い2019年2月に130億円まで引き上げた。
2012年ロンドン大会の開閉会式の経費は160億円といわれ、東京2020大会はこれを上回る史上最高額となる。
- 五輪開閉会式責任者が辞任 渡辺直美さん侮辱
東京五輪・パラリンピックの開閉会式の演出統括佐々木宏氏 出典 The PAGE
- 2021年3月18日、東京五輪・パラリンピックの開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)が辞任した。開会式に出演予定だったタレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱するようなメッセージを演出チームのLINEに送った責任をとった。
問題は17日に「文春オンライン」が報じて表面化した。佐々木氏はこの日に大会組織委員会の橋本聖子会長に辞意を伝え、18日未明に謝罪文を公表した。
謝罪文によると、佐々木氏は昨年3月5日、開閉会式の演出を担うチーム内のLINEに、渡辺さんの容姿を侮辱するような内容の演出を提案した。メンバーから反発があり、提案は撤回したという。謝罪文では「大変な侮辱となる私の発案、発言で、取り返しのつかないこと。心から反省して、ご本人、そして、このような内容でご不快になられた方々に、心からお詫び申し上げます」とした。
2021年2月、森喜朗前会長が女性蔑視発言の責任を取り辞任したばかりの不祥事である。
組織委の橋本会長は、記者会見で「不適切であり、大変遺憾。組織委がジェンダー平等の推進を重要施策として掲げている以上、辞意を受け入れることとした」と述べた。
週間文春(3月25日号)でスクープ記事で問題が明るみに
- 開閉会式の演出をめぐっては、組織委は2020年12月末、コロナ禍に伴う式典の簡素化や演出変更を短期間で進めるためとして、狂言師の野村萬斎氏を統括とする7人の制作チームの解散を発表した。代わって電通出身の佐々木氏を総合企画の責任者に据え、権限を一本化する新体制に衣替えした。
解散したチームの7人のチームのメンバーは、野村氏は佐々木氏の他に、映画監督の山崎貴氏、歌手の椎名林檎氏、映画プロデューサーの川村元気氏、障がい者の芸術活動を支援するクリエーティブプロデューサーの栗栖良依(くりすよしえ)氏、振付家のMIKIKOの5氏である。
佐々木氏と野村氏や他のメンバーとの確執も背景にあったとされている。
大会関係者によると、五輪開幕まで約4カ月に迫り、演出内容はほぼ固まり、本番に向けたリハーサルの準備が進んでいる段階に入っているという。橋本会長は「継承すべきところは継承し、すばらしい開閉会式になるよう、早急に新たな体制を整える」と述べた。
女性蔑視発言で辞任した森喜朗前会長から引き継いで1カ月。ジェンダー平等など改革を進め、聖火リレーで大会機運を盛り上げようとしてきた橋本新体制に新たな不祥事が水を差した。
2020東京大会の「負のレガシー」にまた新たな項目が追加された。
Tokyo2020の観戦チケットをPRする渡辺直美氏 出典 Tokyo2020
- ■渡辺直美さんが発表したコメント(要旨)
去年、会社を通じて内々に開会式への出演依頼をいただいておりましたが、コロナの影響でオリンピックも延期となり、依頼も一度白紙になったと聞いておりました。 それ以降は何も知らされておらず、最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております。 表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。実際、私自身はこの体型で幸せです。 なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます。 しかし、ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております。
■電通出身の佐々木氏 CMで活躍
辞任した佐々木氏は広告大手電通出身で、多くの人気CMを手がけたことで知られる。ソフトバンクの「白戸家シリーズ」、コーヒー飲料「BOSS」の「宇宙人ジョーンズシリーズ」、JR東海の「そうだ京都、行こう」などで数々の賞に輝いた。
五輪との関わりでは、2016年リオデジャネイロ大会の閉会式で、次の開催地の東京をPRする「フラッグハンドオーバーセレモニー」を企画演出。これが高い評価を受け、東京大会でも演出チームに加わることになった。
リオでは当時の安倍晋三首相をスーパーマリオ役でサプライズ登場させた。
- 『AKIRA』主人公のバイクが… 渡辺直美も絶賛した「MIKIKOチーム開会式案」 「週刊文春」スクープ
- 「週刊文春」は、2021年3月31日号で、東京五輪開会式の執行責任者だった振付演出家・MIKIKO氏のチームが作成した開会式案の全貌を公表した。MIKIKO氏が責任者を降ろされた直前に、IOC側にプレゼンして称賛を受けた約280ページに及ぶ資料を「週刊文春」が入手して明らかにした。日の目を見ることなく、“なかったこと”にされた開会式案で、資料は昨年4月6日付、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、開催延期が正式決定した直後のものだという。
「IOC側は『よくここまで準備してくれた』と大喜びでした。コロナに関するメッセージを盛り込む必要はあるが、現状の企画書に手を加えれば大丈夫。殆どの関係者がそう考えていました」(組織委員会幹部)と「週刊文春」は伝える。ところが、その約1カ月後の昨年5月11日、MIKIKO氏は電通の代表取締役から責任者の交代を通告され、後任に就いたのが、佐々木宏氏(66)だった。
しkし佐々木氏も、タレントの渡辺直美の容姿を侮辱する演出案を披露したことを理由に3月18日、辞任を表明する。
「週刊文春」によれば、組織委員会の橋本聖子会長は「大会まであと4カ月に迫る中で、一から作り上げるのは困難。佐々木チームの案をベースとして、新たなものを作り上げるのがベスト」などと述べたという。
4月1日、東京2020大会組織委員会は、週刊文春や「文春オンライン」が五輪開閉会式の演出内容を明らかにした記事を巡り、発行元の文芸春秋に対して書面で厳重抗議したと発表した。「極めて遺憾。演出内容は機密性の高い秘密情報」とし、内部資料を掲載して販売することは著作権の侵害にあたるとして掲載誌回収やオンライン記事の全面削除、資料破棄などを求めた。
組織委員会の対応は極めて異例である。 MIKIKOチーム開会式案がそのまま日の目を見ることは事実上、ないだろうが、現在進行中の開会式案のコンセプトに反映されているものはあるのかどうか、大いに注目される。
- 開会式・閉会式のコンセプトは「Moving Forward」
- 式典コンセプトの策定にあたっては、2020年12月に総合統括を辞任した後も、「アドバイザー」として残った野村萬斎氏がサポートし、開会式・閉会式の共通コンセプトは「Moving
Forward」に決まった。
新型コロナウイルスの感染拡大が続いている中で、開催される大会だからこそ、スポーツの力で世界中をつなげ、未来に向かって希望を生み出す場にするという思いが込められているという。
また、開会式のコンセプトは「United by Emotion」。「これまでの日々を共に進んできた世界中の人々への感謝や称賛、未来への希望を感じることができる時間を作りたい」という願いが込めた。
一方、閉会式のコンセプトは「Worlds we share」。「たとえ同じ場所にいられなくても、同じ感動をシェアできたことを忘れずに、未来へとつなげていけるセレモニーを目指すという。
- 演出統括は電通出身の日置貴之氏 ショーディレクターは元「ラーメンズ」の小林賢太郎氏
- 7月14日、大会組織委員会は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は開会式・閉会式のコンセプトも明らかにし、制作体制、クリエイティブチームメンバーを発表した。
4つの式典の制作進行管理などを統括するエグゼクティブプロデューサーには電通出身で、スポーツブランディングジャパン代表取締役の日置貴之氏が就任した。
開会式・閉会式ともにショーディレクターを務めるのは、劇作家・演出家の小林賢太郎氏、小林氏は多摩美大で落語研究部を復活させ、卒業間近にお笑いコンビ、「ラーメンズ」を結成、芸能活動を開始した。
「NHKの爆笑オンエアバトル」に出演して知名度を上げて、コントのツアー公演を行い、お笑いコンビとして幅に広い人気を獲得した。その一方で、コント作家としても活躍。2020年11月に、芸能活動を引退し、コント作家、演出家として再出発した。
小林をショーディレクターに起用したことで、開会式の演出の雰囲気が窺い知れる。
聖火台デザイナーは聖火台デザイナーにはイタリアの「Designer of the year」を史上最年少で受賞するなど海外でも高い評価を受けるデザイナーで建築家の佐藤オオキ氏が起用された。
さらに、田中知之氏(FPM)やナカムラヒロシ氏(i-dep、Sotte Bosse)、種田陽平氏なども参加。または小山田圭吾氏(Cornelius)らが作曲を担当し、映像ディレクターの児玉裕一氏らが映像監督として参加する。
<プロデューサーチームメンバー>
エグゼクティブプロデューサー :日置貴之(東京2020組織委員会)
エグゼクティブプロデューサー補佐:マルコ・バリッチ
エグゼクティブプロデューサー補佐:ピアース・シェパード他
<開会式クリエーター>
Show Director 林 賢太郎
Director of Choreography 平原 慎太郎
Music Director 田中 知之
Video Director 辻川 幸一/Video Director 児玉 裕一/Video Director 小島 淳二/ Video Director 井口
皓太
Scenographer 種田 陽平/Set Disigner 冨澤 奈美/Art Director 浜辺 明弘
Creative Adviser Concept 福部 明浩/Composer 小山田 圭吾/Composer 徳澤 青弦 Composer 原
摩利彦/Composer 景井 雅之
Costume Designe若林 ケイジ/Costume Designeスズキ タカユキ/Costume Designe 櫻井 利彦
Hair & Make-up 冨沢 ノボル Assistant Music Director ナカムラ ヒロシ Mime Artist
が~まるちょば Writer 樋口 卓治 他
<閉会式クリエーター>
Show Director 小林 賢太郎
Director of Choreographer 平原 慎太/Music Director 田中 知之/Scenographer 種田 陽平/Set
Disigner 冨澤 奈美/Art Director 浜辺 明弘/Writer 樋口 卓治/Hair & Make-up 冨沢 ノボル/Video
Director 田中嗣久/Video Director 平牧 和彦/Video Director 近藤 樹/Painter 中山 晃子/Director
of Choreography 山田 うん/Composer 徳澤 青弦/Assistant Music Director ナカムラ ヒロシ/Costume
Designer 若林 ケイジ/Stylist 森田 晃嘉/Costume Designer 飯嶋 久美子 他
不祥事続発で大会コンセプト「Moving Forward」が泣いている!