ミラノ・コルティナ冬季五輪 国際放送センター(IBC)

Milano Convention Centre 出典 Milano Cortina2026

ミラノコンベンションセンターに設置されるIBC/MPC
 メインプレスセンター(MPC)/国際放送センター(IBC)は、ミラノ市の北西部郊外に位置する歴史的な展示センター、アリアンツ・ミコ、ミラノコンベンションセンター(Allianz MiCo, Milano Convention Centre)に設置される。
MPCは、アクレディを取得した報道機関、IBCは放送権を取得したライツホルダー(放送局等)が取材活動を行うために必要なすべての施設とサービスを提供する。
レストラン、ショップ、ケータリング、輸送サービスなどを備える。 3階建ての業務スペースを整備する。
 Ground Floorには、メディアの専用スペース(1室25平方メートル)、1階にはメイン・ロビーが設置され、ヘルプ・デスク、宿泊サービス、交通デスク、ロジスティクス・サービス、到着・出発デスク、レート・カード・デスク、医療ステーションなどが整備される。二階にはプレスとフォトの共用ワークスペース、記者会見室(200席×2室 イタリア語・英語・ドイツ語・ロシア語・韓国語・日本語・中国語の8言語サービス)、IOC/OCOGのオフイスなどが設置される。
 2026年1月6日から24日までソフト・オープン、1月26日に正式オープン、2月22日まで24時間運用でオペレーションが行われる。
 ミラノ・コンベンション・センターは、ミラノ市内で最大級の会議施設の 1 つで、総面積は80,000平方メートル、54,000 平方メートルの展示スペースを有し、72の会議室、4,000 席と 2,000 席の 2 つの本会議室と、1,500 席の講堂があり、大規模な見本市、イベントや国際会議に最適な施設である。
IBC CDU Paris2024   出典 OBS
AIが放送オペレーションの焦点に
 国際放送センター(IBC)の設営を担当するOBS(オリンピック放送機構)は、Milano Cortina2026の放送業務、サービス、イノベーションについて次のポイントを上げてプレゼンテーションをしている。
• 新しい放送技術、特にAIの統合
• さまざまなクラスターをシームレスにカバーするための技術戦略と放送業務のロジスティック面を強化
• 競技前後のbehind-the-scenes contentコンテンツなど選手へのより広範なアクセスを 提供し
• マルチプラットフォームでのサービス強化
• 放送機関等のリモート制作業務を円滑化する技術フレームワーク
• クラウドベースのソリューションを安定的に提供、コンテンツをより効率的に自国に送信可能に
マウンテンメディアセンターに代わって設立されるE-VMCs
 ミラノコルティナ2026大会は、競技会場がクラスターに分散しているため、マウンテンメディアセンター(MMC)は設置せず、主要なクラスターにEnhanced Venue Media Centres (E-VMCs) を設置してメディア・サービスと設備を強化する。
■ オリンピック
• Cortina cluster       Cortina Curling Olympic Stadium
• Valtellina Cluster      Livigno Snow Park
• Val di Fiemme Cluster    Tesero Cross-Country Skiing Stadium
■ パラリンピック
• Milano cluster Milano Santagiulia Ice Hockey Arena
• Cortina cluster Cortina Curling Olympic Stadium
• Val di Fiemme cluster Tesero Cross-Country Skiing Stadium