ロサンゼルス五輪2028  競技会場  最新情報 トランプ大統領のロス五輪

トランプ大統領のロス五輪 ロシアがキーワード ロスのスタジアムにロシア国旗が翻る日は来るのか?
 トランプ米大統領は、就任以来矢継ぎ早に、ウクライナ和平や関税に大胆な政策を打ち出している。
 こうした中で注目されるのは2028年に開催されるロサンゼルス夏季五輪である。そのキーワードはロシア、トランプ大統領はプーチン露大統領とウクライナ和平を成し遂げて、“歴史的な功績”としてロサンゼルス五輪で高らかに世界にアピールする野望を抱いているのではないか。果たしてトランプ大統領の思惑通り世界は動くのだろうか?
 ロサンゼルス夏季五輪2028は、ロサンゼルス市で開催される3回目の大会となる。
 2回目の大会は、1984年に開催、大会組織委員長に就任したピーター・ユベロス氏は「1セントも税金は使わない」と宣言し、徹底した開催経費削減と、スポーンサー収入や放送権料の増収戦略を展開する「商業化五輪」を推し進め
2億1500万ドル(約400億円)の黒字を出して世界を驚かせた。
 この大会は、旧ソ連との対立で激震に見舞われた。米国は旧ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議してモスクワ五輪1980をボイコットした。その報復としてソ連や東側諸国はロサンゼルス大会をボイコット、大会の成功が危ぶまれた。しかし史上最高の140の国と地域が参加し、大会は成功裏に終わった。
 ロサンゼルス五輪2028でも、再びロシアが焦点となる。
 “野心家”トランプ大統領は、ウクライナ停戦を成し遂げ、ロサンゼルスの五輪スタジアムの空に、ロシアの国旗を翻すことで、歴史に名を残すことを目論んでいるのではないか。
 開会式で、トランプ大統領とプーチン大統領が笑顔で握手する姿が世界に映し出されることが現実味を帯びてきた。
 しかし、ウクライナ停戦交渉が順調に進むとは考えにくく、紆余曲折が続くだろう。
出典 Donald TrumpX/President of fRussia
最新情報 選手や観客運ぶ「空飛ぶタクシー」導入…主要会場と空港間など10~20分で
空飛ぶタクシー Midnight eVTOL機   出典 LA2028
 LA2028組織委員会とTeam USA 公式エアタクシープロバイダーにアーチャー・アビエーション(Archer Aviation)を指名した。
 公式エアタクシーに選定されたのはArche製のMidnight eVTOL機、VIP、観客、大会関係者の輸送サービスを行い、主要会場での垂直離着陸場の電動化も実現、緊急サービスおよび警備のサポートなどLA2028大会全体を通して活用される。
 このパートナーシップには、Team USAへの支援も含まれる。
 Midnight eVTOL機は、Archerの有人電動エアタクシーで、最大4人の乗客を乗せながら、従来のヘリコプターよりも騒音と排出量を低減するように設計されている。
 合計12基のエンジンとプロペラを含む冗長性(Redundant)と耐障害性(Fault-tolerant)を備えたシステムを採用し、民間航空機と同等の安全性を確保して連邦航空局(FAA)の認証取得を目指している。
 Archerの計画は、主要競技会場近くのバーティポート離着陸ハブへ行き、Archerのロサンゼルス・ネットワーク内で深夜10~20分で目的地まで飛行することで、観客や大会関係者が市内を移動する際の貴重な選択肢となる。
 アーチャーが計画しているロサンゼルス・ネットワークには、イングルウッド・スタジアムやロサンゼルス・メモリアル・コロシアムなど、LA28大会の中心となる主要会場の垂直離着陸用飛行場(vertiport take-off)が含れる。さらに、ロサンゼルス国際空港、ハリウッド、オレンジカウンティ、サンタモニカといった重要なビジターハブもネットワークに含める予定である。
開会式は2会場開催 LAメモリアル・コロシアムとイングルウッド・スタジアム
 LA2028組織委員会は、開会式は1932年と84年の大会でも使われたLAメモリアル・コロシアムと、イングルウッド・スタジアム(Sofi Stadium)で開催すると発表した。開会式が2会場で開催されるのは史上初。パラリンピックの開会式はイングルウッドのスタジアムで、閉会式は五輪、パラリンピックともにロサンゼルス・メモリアル・コロシアムで行われる。
 イングルウッド・スタジアム(SoFiスタジアム)は、ロサンゼルスの郊外、イングリウッド(Inglewood)の約300エーカー(約120万平方メートル)の広さを誇るスポーツ&エンターテイメント施設、ハリウッド・パークに位置している。
 広さ28万平方メートル、観客席7万人(最大10万人)の巨大スタジアム。NFLのロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)とロサンゼルス・チャージャーズ(Los Angeles Chargers)の本拠地。近隣してNBA(全米プロバスケットボール)が開催されるアリーナ、Intuit Dome(Arena Inglewood LA2028バスケットボールの会場)がある。世界のスポーツとエンターテイメントの中心地である。
イングルウッド・スタジアム(SoFiスタジアム)  出典 Inglewood Stadium
ロス五輪の野球、ドジャースタジアムが会場に…
 4月15日、ロサンゼルス五輪2028のこれまで決まっていなかった競技の会場が、新たに発表され、追加競技として2大会ぶりに復活する野球は、米大リーグで大谷翔平らが所属するドジャースの本拠地、ドジャースタジアムで行われることが決まった。
 前回のロサンゼルス五輪1984大会でも、公開競技として実施された野球の会場はドジャースタジアムだった。この大会では日本が金メダルを獲得した。ドジャースは公式Xで1984年大会当時の写真とともに、「2028年の五輪ではドジャースタジアムが再び野球の会場になる」と投稿した。
 ロス五輪には大谷選手らメジャーのトップ選手も出場に関心を寄せている。大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーは選手の大会への派遣について、選手会との調整が必要とした上で「可能性はある。ロサンゼルスで行われることで特別な五輪になる」と前向きな姿勢を示している。
 また追加競技で五輪初採用となるスカッシュは、映画やテレビ番組の舞台として有名な「ユニバーサル・スタジオ・ロット」での開催が決まった。
 さらにサンタモニカ・ビーチでの開催を断念したビーチバレーは、ロングビーチのダウンタウンに隣接している「アラミトス・ビーチ」に決定した。その他の新たに決まった競技場以下の通り。
・新競技クリケット  ⇒フェアグラウンド(フェアプレックス)(Fairgrounds Pomona, CA [Fairplex])
・新競技フラッグ・フットボール ラクロス6人制 ⇒エクスポジションパーク・スタジアム(Stadium in Exposition Park Los Angeles, CA)
・バレーボール  ⇒アナハイム・アリーナ(Arena in Anaheim Anaheim, CA)
・新体操 USCスポーツ・センター(USC Sports Center)
・ボクシング ファイナルステージ:アリーナ・ダウンタウン・ロサンゼルス(Arena in Downtown LA) 予選:ピーコック・センター(Peacock Center)
・馬術 ⇒サンタ・アニタ・パーク(Santa Anita Park Arcadia, CA)
・射撃(クレー射撃) ⇒ショットガン・センター(Shotgun Center South El Monte, CA)
・サーフィン ⇒トレストレス・ビーチ(Trestles Beach San Clemente, CA)
・陸上競技(マラソン/スタート) 自転車(ロード/スタート) トライアスロン ⇒ベニス・ビーチ(Venice Beach Los Angeles, CA)
 今回の決定で、ロサンゼルス五輪2028で使用される競技場は33となった。

出典 Dogers
ビーチバレーはサンタモニカで開催せず
 ロサンゼルス五輪2028の会場計画の柱の一つが失敗した。
 サンタモニカ当局は火曜日、2028年オリンピックのビーチバレー開催に関する同大会組織委員会との正式協議が終了したと発表した。
 サンタモニカ州立ビーチは、2016年に組織委員会が初めて立候補して以来、ロサンゼルスにおけるオリンピックのビーチバレー競技の開催地として選ばれてきた。しかし、市当局とLA28が地域への利益、運営の詳細、財政的保証について合意に至らなかったため、LA28は先週サンタモニカに対し、夏季オリンピックの主要競技の一つとなった同競技の開催地として新たな場所を模索すると通知した。
2024年10月に発表されたサンタモニカでオリンピック競技を開催した場合の経済的影響に関する調査によると、オリンピック競技の開催地となった場合、サンタモニカは145万ドルの純損失を被ることになるが、ビーチバレー競技を開催しない場合でも、同市は人気の観光地であるため、1,065万ドルの利益を生み出す可能性があることが判明した。
 サンタモニカは、大会開催時にはホスピタリティハウス、放送機関がスタジオ構えるTVタワー、練習会場の設置や、関連イベントなどを開催することで、大会に関わる可能性が残されている。サンタモニカ ビーチバレボール会場 ロサンゼルス五輪2028
女子が男子上回る 史上初 ロサンゼルス五輪出場枠
 国際オリンピック委員会(IOC)は、ロサンゼルス五輪2028の出場枠を女子50.5%、男子49.5%とすることを決め、史上初めて女子が男子を上回った。IOCは昨夏のパリ五輪で出場枠の男女同数を実現。6月にカースティ・コベントリー理事(ジンバブエ)が初の女性会長として就任予定で、女子の参加を推進する姿勢がさらに鮮明になった。
 サッカーはチーム数を女子16、男子12とした。パリ五輪は女子12、男子16で、初めて女子が男子よりも多くなった。水球は女子を2チーム増やし、男女とも12チームで競う。ボクシングは女子の階級を一つ増やし、男女同数の各7階級とした。
 ゴルフ、卓球、体操で男女の混合団体を採用することも決定。競泳は自由形だけだった50メートルを背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライでも導入する。卓球は男女の団体がなくなり、男女のダブルスが復活した。スポーツクライミングは複合として行っていたボルダーとリードを分けて実施する。
出典 Europe JUDO Union
ロサンゼルス五輪2028 追加競技は野球・ソフトボール、クリケット、ラクロス、スカッシュ、フラッグフットボール 36種目の競技を開催
 ロサンゼルス五輪2028は、2028年7月14日から30日までの17日間、米国のロサンゼルス市で開催される。ロサンゼルス市での開催は1932年と1984年の続いて3回目、44年ぶりの開催となる。
 大会では、陸上、競泳、体操、自転車、トライアスロン、サッカー、バスケットボール、バレーボール、ラグビー7,ハンドボール、卓球、バドミントン、フェンシング、テニス、ゴルフ、柔道、レスリング、テコンドー、重量挙げ、馬術、アーテェリー、射撃、セイリング、ボート、カヌーなどに加えて、追加競技5種目、野球・ソフトボール、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュを合わせて史上最大の36競技、351種目が、33の競技場で実施される。参加するアスリートは、IOCの定めた1万500人を越える1万1198人となる
 ボクシングについては、IOCは、組織運営の問題が相次ぎ、2028年のロサンゼルスオリンピックでの実施の判断を保留していたが、3月のギリシャ総会で開催を決定した。
 一方、近代五種競技(馬術)については、東京五輪2020で、ドイツ代表のアニカ・シュロイが割り当てられた馬の扱いに苦慮した際に、コーチのキム・ライスナーが馬を殴るシーンが中継映像を通じて全世界に放映されて動物愛護団体がIOCに対して抗議する事態となり問題は拡大した。そして国際近代五種連合(UIPM)は競技5種目から馬術を除外すると決定を下した。
 馬術に代わって採用されたのは「障害物レース」、オブスタクル・コース・レース (OCR)。導入に向けたテスト大会ではTBSテレビの人気番組「SASUKE」のセットを使用して競技が行われた。
ロサンゼルス五輪2028で採用された5競技  出典 IOC
 五輪大会では、毎回、開催都市が新たな追加競技を最大5競技まで採用できるが、ロサンゼルス五輪2028では、野球・ソフトボール、クリケット、ラクロス、スカッシュ、フラッグフットボールの5つの追加競技が採用された。
 インドなど英連邦諸国に人気があるクリケットはパリ五輪1900で1回だけ開催、北米発祥のラクロスは1904年と1908年の2回開催されて120年ぶりの復帰、スカッシュとフラッグフットボールは初開催となる。
若者に人気のあるスケートボード、スポーツクライミング、サーフィンも東京大会、パリ大会に引き続き実施する。
 東京五輪2020では、若者に人気があるスポーツに焦点が当てられて、初めてスケートボード、スポーツクライミング、サーフィンが採用された。また日本で人気のある野球・ソフトボール、空手を加えて5競技がIOCに承認され、追加競技として実施した。
 パリ五輪2024では、新たな競技種目として、若者に大人気のダンス、ブレイキンを採用、東京五輪2020に引き続いて、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィン、空手を採用した。野球・ソフトボールは除外された。
 ロサンゼルス五輪2028ではブレイキンは採用されなかった。
競技会場は40 「一つも競技場はつくらない」
 競技会場は、33の競技会場会場エリアの40以上の競技会場を使用する。
 ロサンゼルス組織委員会は、「一つも競技場はつくらない」と公約していたが、新設の恒久施設は建設せず、開会式や陸上競技を行うオリンピック・スタジアムは1932年の第一回大会時に建設したロサンゼルス・メモリアム・スタジアム(Los Angeles Memorium Stadium)を使用するなどすべての競技会場を既存施設や仮設施設で対応する。
 33の競技場は、Down Town Sports Park、Valley Sports Park、South Bay Sports Park、Long Beach Sports Parkの4つのクラスターに集中的に配置され、Inglewood、Carsonやその他の分散した地域に整備される。
Down Town Sports Park
 ダウンタウンスポーツパーク(Down Town Sports Park)はロサンゼルス五輪2028のゲーム・コンセプトの心臓部。 11の競技会場で14の競技が開催される。
フィゲロア通り回廊(Figuera Street Corridor)のExposition Parkから繁華街(Down Town)に向けて集中的に配置されている。
また、ダウンタウンスポーツパークのフィゲロア通り沿いでは、LA2028のライブイベントも開催されるなどさまざまな関連イベントが繰り広げられてダウンタウンはオリンピック一色となる。
ダウンタウンスポーツパークのすべての会場には最高のファンエリアが整備されロサンゼルス市民や世界中から訪れた観光客を興奮させるホスピタリティ回廊を作り上げる。
LA Memorial Coliseum Los Angeles, CA
出典 LA2028
・観客収容数 70,000人  既存施設
・開催競技 開会式 閉会式 陸上競技

 ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムは、米国で最も有名なスタジアムのひとつ。 1923 年に建設され、第一次世界大戦中にアメリカ軍に従軍したすべての人々にとって生きた記念碑となっている。USC トロイアンズ・フットボール・チームのホーム スタジアムで、第 1 回スーパーボウルが開催さらた。ロサンゼルス五輪1932と ロサンゼルス五輪1984 の大会では、開会式や閉会式、陸上競技など使用されたオリンピック・スタジアムとなった。ロサンゼルス五輪2028では、史上初めて3つのオリンピック大会で陸上競技と開会式が開催される会場となる。
出典 LA2028
 
出典 LA2028
Stadium in Exposition Park Los Angeles, CA (BMO Stadium)
・観客収容数 22,000人  既存施設
・開催競技 フラッグフットボール(Flag Football) ラクロス6人制(Lacrosse Sixes)
 ロサンゼルス五輪2028組織委員会は3月末、新たに五輪の競技会場を発表し、追加競技のフラッグフットボールとラクロスを、サッカーの米プロリーグMLSのロサンゼルスFCなどが本拠地とするスタジアムで行うことを決めた。
 スタジアム・エクスポジション・パークは、ロサンゼルスの最新の屋外スタジアムで、エクスポジション・パークの中にあり、 オリンピック・スタジアムとなるLA メモリアル コロシアムの隣に位置する。ロサンゼルス ダウンタウンのスカイラインの景色を眺めることができる。
 このスタジアムは、BMO スタジアム (旧称バンク・オブ・カリフォルニア・スタジアム)と呼ばれている。米国の主要スタジアムやアリーナは、スポンサー企業に命名権を売却している。五輪大会開催中は、IOCのルールで“改名”しなければならない。
 サッカー専用スタジアムで、メジャーリーグサッカーのロサンゼルスFCと全米女子サッカーリーグのエンジェルシティFCの本拠地。2018年4月にオープンしたこのスタジアムは、1962年のドジャースタジアム以来、ロサンゼルス市内で建設された初の屋外スタジアムとなった。

出典 LA2028
1932 Pool in Exposition Park Los Angeles, CA
・観客収容数  既存施設
・開催競技 飛び込み
 エクスポジション パークの 1932 プールは、ロサンゼルス五輪1932のために、ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムに隣接して建設され、飛び込み、水泳、水球、近代五種競技の水泳競技が開催された。 2028年の大会では、ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムと並んで、1932大会のレガシーであるこのプールを改修して、飛び込みが開催される。
 
出典 Cryto.com Arena
ARENA DOWNTOWN LOS ANGELES, CA(Cryto.com Arena)
・観客収容数  18,000人 既存施設
・開催競技 体操(Artistic Gymnastics) トランポリン(Trampoline Gymnastics)  ボクシング[ファイナル・ステージ](Boxing)
 ロサンゼルスのダウンタウンにある多目的屋内アリーナアリーナ、さまざまなスポーツ・イベント、コンサート、エンターテイメント・ショーが開催され、南カリフォルニアのライブ・エンターテイメントの拠点施設。
 このアリーナは、NBAのLAレイカーズ(LA Lakers)とNHLのLAキングス(LA Kings)、WNBAのLAスパークス(LA Sparks)のホーム・アリーナになっている。
 完成当初は事務用品販売のStaplesが命名権を保有し、ステイプルズ・センター(Staples Center)と称していたが、2021年に暗号通貨会社のクリプト・ドットコムが命名権を取得してCrypto.com Arenaとなった。しかし、五輪大会開催中は、IOCのルールで“改名”しなければならない
 当初計画では、バスケットボールの会場だったが、Arena Inglewood, CA(Intuit Dome)に移転したため、体操と新体操、トランポリン競技の会場となった。

出典 LA2028
LA Covention Center South HallⅠ
・観客収容数 6,000人  既存施設
・開催競技  フェンシング

LA Covnntion Center  South HallⅡ
・観客収容数 8,000人  既存施設
・開催競技  柔道 テコンドー レスリング

LA Covention Center West HallⅠ
・観客収容数 5,000人  既存施設
・開催競技  卓球

LA Covention Center  West HallⅡ
・観客収容数 8,000人  既存施設
・開催競技  バスケットボール(予選)

出典 LA2028
USC Sports Center
・観客収容数 10,300人  既存施設
・開催競技  バドミントン(Badminton) 新体操(Rhythmic Gymnastics)
 USCガレン・センターは南カリフォルニア大学の多目的屋内アリーナ、USC(南カリフォルニア大学) のバスケットボール チームとバレーボール チームの本拠地である。

出典 LA2028
Peacock Theater(Microsoft Theater)
・観客収容数 7,000人  既存施設
・開催競技  重量挙げ  ボクシング[予選](Boxing)
 ロサンゼルスで最先端の映像・音響設備を備えるプレミアシアター、アメリカ最大級の屋内ステージを持つ。毎年、映像祭、セレモニー授賞式、コンベンションなど数十のイベントが開催される。
 
出典 LA City
Grand Park/Los Angeles City Hall
・観客収容数 5,000(座席)/200,000(立席) 仮設施設 [計画中]
・開催競技  マラソン(ゴール)、競歩(ハーフマラソン競歩/ゴール) 自転車(ロード/ゴール)
 全てのライダーが一斉にスタートするロードレースは、非常に戦略的な持久力の試練。距離は女子は120km以上、男子は200km以上、レースの勝敗はラスト数百メートルのスプリントで勝敗が決まることが多い。
 タイム トライアルは、一斉スタートではなく、競技者が時間差でスタートするソロ レース。タイムトライアルは50kmを超えることはほとんどない。
Venice Beach Los Angeles
出典 LA2028
Venice Beach Los Angeles, CA
・観客収容数      仮設施設
・開催競技       陸上競技[マラソン/スタート](Athletics) 自転車[ロード/スタート」(Cycling Road) トライアスロン(Triathlon)
 ロサンゼルスの歴史的な海辺の地区、ベニス・ビーチは、象徴的な遊歩道、運河、活気に満ちたビーチとして知られている。 2028 年には、数々の魅力的な耐久スポーツに、エキサイティングで典型的なロサンゼルスの舞台が提供される。マラソンと自転車(ロード)のコースやゴール地点は検討中。
Universal Studios
出典 LA2028
Universal Studios Lot Los Angeles, CA
・観客収容数      仮設施設
・開催競技       スカッシュ(Squash) 
 ロサンゼルスを象徴的するテーマ・パーク、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド(Universal Studios Hollywood)は、ハリウッドで制作された超大作の映画や人気のテレビ番組をテーマにしたアミューズメント・テーマ・パーク、乗り物(Ride)やアトラクション、イベントを楽しむことができる。ロサンゼルスの郊外のサン・フェルナンド・バレーに立地し、映画制作スタジオ、ユニバーサル・スタジオに隣接し、ハリウッドの“魔法”を融合させたユニークな空間が魅力的だ。LA2028では、コートハウス・スクエアで新競技スカッシュが開催される。LA2028で始めて開催される競技にとって究極の舞台となる。隣接するユニバーサル・スタジオには放送機関のオペレーション拠点、国際放送センター(IBC) が設けられ、LA2028はまさにハリウッド・NBCオリンピックとなる。
Arcadia
出典 LA2028
Santa Anita Park Arcadia, CA
・観客収容数      仮設施設
・開催競技       馬術(Equestrian)
 アルカディアにあるサンタ・アニタ・パーク競馬場は、国内で最も権威のある競馬場のひとつ。最高級の施設は、サンガブリエル山脈の美しい景色を背景に建てられている。サンタアニタパーク競馬場では、1984年のオリンピックで馬術競技が開催された。
South El Monte
出典 LA2028
Shotgun Center South El Monte, CA
・観客収容数      既存施設
・開催競技       射撃(Shotgun Shooting/クレー射撃 TrapとSkeet)
 サウス・エル・モンテにあるショットガン・センターは、南カリフォルニア屈指の射撃場、国内でも最も活発な射撃場の一つである。この広大で開放的な施設は、美しいレクリエーションスペースに囲まれており、2028 年には、一連のスリリングな競技の素晴らしい舞台となる。この会場に行われるのは、Shooting TrapとShooting Skeet、Trapは一台の発射機から標的のクレーと呼ばれる素焼きの皿がが発射され、Skeetは2台の発射機からお互いの交差するように発射され、ショットガンで撃ち抜く。
Valley Sports Park
 ロサンゼルス五輪1984の時はなかったスポーツ・パークで、ロサンゼルス五輪2028のレガシーとして200万人に住民のために整備された。サンタモニカの山並みを背景にした風光明媚な場所に立地する。
 
出典 LA2028
Sepulveda Basin Recreation Area Los Angeles, CA
・観客収容数 Archery(8000人) BMX Freestyle(6000人) BMX Racing(6000人)・開催競技 Archery BMX Freestyle BMX Racing  Skateboarding  3×3Basketball Modern Pentathlon
 セパルベーダ・ベイスン・レクリエーションエリアは、ロサンゼルスで 2 番目に大きい都市公園。屋内と屋外のスポーツ施設、ゴルフコース、公園、ピクニックエリア、野生動物エリアが整備されている。ロサンゼルス五輪2028では6競技が開催される。
 
出典 LA2028
Riviera Country Club Los Angeles, CA
・観客収容数 30,000人  既存施設
・開催競技  ゴルフ(Golf)
 リビエラ カントリー クラブは、ロサンゼルス南部の海岸沿いの高級住宅地、パシフィック・パリセーズ(Pacific PaliSades)地区にある米国でトップ 25 コース、世界でもトップ 50 コースにランクされている個人経営のチャンピオンシップ ゴルフ コースである。このゴルフコースは、1973 年以来ロサンゼルスで毎年開催される PGA ツアーの大会と、1983 年および 1995 年の PGA チャンピオンシップの開催地となっている。   2026年の全米女子オープンと2031年の第131回全米オープンが開催される。
出典 LA2028
 
South Bay Sports Park (Dignity Health Sports Park in Carson)
 サウス・ベイ・スポーツ・パーク(ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク Dignity Health Sports Park)は、ロサンゼルス郊外のカーソンのカリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校キャンパス内にあるワールドクラスのスポーツ複合施設である。の中核は27,000席のサッカー専用スタジアム、カールソン・スタジアム(The Stadium in Carson)で、テニス・スタジアム、陸上競技場、VELOスポーツセンター自転車競技場が整備されている。
 カールソン・スタジアムは、米国プロサッカークラブの名門、LA Galaxy Majr League Soccer Teamや、アメリカンフットボール(NFL)のロサンゼルス・ワイルドキャッツ(XFL)がホーム・スタジアムとしている。 2003年のFIFA女子ワールドカップ決勝戦、その他さまざまなスポーツイベントや国際試合、コンサート、その他の特別イベントが開催された。

出典  LA2028
The Stadium in Carson (Dignity Health Sports Park
・観客収容数  27,000人    既存施設
・開催競技   ラグビー7人制(Rugby Sevens) アーチェリー(Archery)
 カーソン・スタジアムは、カリフォルニア州カーソンにあるディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク(Dignity Health Sports Park)にある米国で 2 番目に大きいサッカー専用スタジアム。ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークの中核施設。ラグビー7人制とアーチェリーの会場となる。

出典 LA2028
Tennis Center Carson, CA(SubHub Tennis Stadium)
・観客収容数 10,000人(センターコート)  既存施設
・開催競技  テニス
 カーソン・テニス・センターは、サッカー・スタジアムに隣接して立地、最先端のサラウンド・ビジュアル体験を提供する屋外テニス・アリーナ。このアリーナは、全米テニス協会 (USTA) のハイパフォーマンス・トレーニング センターの本拠地で、さまざまな女子プロテニス選手権やトーナメントも開催してきた。

出典 LA2028
Velodrome Carson, CA(Stubhub VELO Sports Centre)
・観客収容数   6000人 既存施設
・開催競技    自転車(トラック)(Cycling Track)
 ベロドロームは、米国最大の屋内自転車競技場。現在は取り壊されたロサンゼルス五輪1984の自転車競技場跡地の隣に建設された。2005 年の自転車(トラック)や 2017 年のパラ自転車(トラック)世界選手権など、世界のトップ・サイクリストのトレーニングや国際大会が開催されている。また、オリンピックとパラリンピックの公式トレーニング会場でもあり、USAサイクリング協会の全国トラックサイクリングプログラムの本拠地である。

出典 LA2028
StubHub Field(The Field)
・観客収容数   6000人 仮設施設
・開催競技    ホッケー
 LA Galaxy Majr League Soccer Teamのトレーニング・グラウンド(The Field)に仮設でホッケー競技会場を整備する。
Long Beach Sports Park

出典 LA2028
Waterfront Long Beach, CA
・観客収容数 2,000人(座席) 100,000(立席) 仮設施設
・開催競技  マラソン・スイミング(Marathon Swimming Open Water Swimming) 沿岸ローイング(Coastal Rowing
 ロング・ビーチ・ウォーターフロントは、太平洋沿いの緑地、レクリエーション芝生広場、ウォーターフロント・パークが集まる活気あるエリア。5 マイル強の砂浜につながる 11 マイルの水路に広がっている。
 ロング・ビーチのアラミトス・ビーチ(Alamitos Beach)はトライアスロン競技の中心地、Toyota Grand Prix of Long Beachが開催されることで知られている。マラソン・スイミングと沿岸ローイングの会場となる。
 ロサンゼルス五輪1984では、バレーボール、フェンシング、セーリングの競技会場となった。
出典 LA2028
Alamitos Beach Long Beach, CA
・観客収容数      仮設施設
・開催競技       ビーチバレーボール(Beach Valleyball)
 アラミトス・ビーチは、市内の広大なビーチの最西端に位置し、ロングビーチの中心でダウンタウンに隣接している。広々とした空間と広大な柔らかい砂浜として知られている。この最高の立地と美しい海岸線を背景にして、今回のオリンピックの伝統にさらに彩りを添える理想的な舞台を提供する。ビーチバレーボルは当初は、サンタモニカ・ビーチを予定していたが交渉がまとまらず断念した。

出典 LA2028
Convention Center Lot  Long Beach, CA(Waterfront Long Beach Convention & Entertainment Center)
・観客収容数  既存施設/仮設施設
・開催競技   アーティスティック・スイミング(Artistic Swimming) 水球(Water Polo)  スポーツ・クライミング(Sport Climbing) 射撃(Target Shooting/ライフル射撃)
 ロングビーチ・コンベンション&エンターテインメントセンターは総面積36,000平方メートル、3つの展示ホール、アリーナ、劇場、プロムナードを備える南カルフォルニア最大の拠点施設。LA2028では、展示ホールには仮設でプールがつくられてアーティスティック・スイミングと水球の競技場となる。
 また、スポーツクライミング競技場や射撃(Target Shooting/ライフル射撃)競技場も展示ホールに設けられ、コンベンション・センター全体がイベント会場となる
出典 LA2028
Arena Long Beach, CA (Waterfront Long Beach Convention & Entertainment Center)
・観客収容数 12,500人 既存施設
・開催競技 ハンドボール  
 ロングビーチ・アリーナは、ロングビーチのダウンタウンのウォーターフロントの中心にある多目的施設。この会場では、さまざまなエンターテイメントやプロおよび大学のスポーツイベントが開催され、1984 年のオリンピックではバレーボールやフェンシングの競技会場となった。

出典 LA2028
Marine Stadium Long Beach, CA
・観客収容数 12,000人
・開催競技 カヌー(スプリント)(Canoe Sprint) ボート(Rowing)
 マリン・ スタジアムは、ロサンゼルス五輪1932のボート競技の会場としてペリス湖(Lake Perris)に建設された。米国初の工ボート競技場である。ロサンゼルス五輪2028では2度目の開催となる。

Belmont Shore Pier 出典 LA2028
Belmont Shore Long Beach, CA
・観客収容数  6000人(座席) 7000人(立席) 既存施設 
・開催競技 セーリング(Sailng)
 太平洋に面したロングビーチのベルモント海岸(Belmont Shore)の5 マイル(約8km)の砂浜沿いに、 11 マイル(約18km)のコースで開催される。ロングビーチを見渡せる絶景のコースである。
Trestles Beach San Clemente
出典 LA2028
Trestles Beach San Clemente, CA
・観客収容数      仮設施設
・開催競技       サーフィン(Surfing)
 サンクレメンテの太平洋沿岸に位置するトレストレスビーチは、世界有数のサーフィンスポットのひとつ。安定した波と自然の美しさで知られるこのビーチは、2028年大会のサーフィン競技に世界クラスの舞台を提供し、南カリフォルニアの豊かなサーフィン文化を継承している。
Inglewood
Arena Inglewood, CA(Intuit Dome)
・観客収容数 18,000人  既存施設
・開催競技  バスケットボール(Basketball)
 カリフォルニア州イングルウッドにあるこのアリーナは、2024年に竣工した最新鋭の屋内アリーナ。ハリウッド・パークの競馬場跡地に、総工費20億ドル(約3000億円)で建設された。IT企業のIntuit(インテュイット)が命名権を獲得した。
 このアリーナは、現代的なデザインの建物で、最先端の映像・音響機器や豪華な設備を備え、スポーツイベント、コンサート、エンターテインメントなど、さまざまなイベントを開催している。
NBA(全米バスケットボール協会)のロサンゼルス・クリッパーズ(LA Clippers)のホーム・アリーナである。
Stadium Inglewood, CA (SoFi Stadium)
・観客収容数   70,240人 仮設施設
・開催競技    競泳(Swimming)
 カリフォルニア州イングルウッドのスタジアムは、世界で最も近代的なスポーツおよびエンターテイメント会場の 1 つとして知られている。
 このスタジアムのフィールドに仮設で競泳プールを整備する。
 ロサンゼルス・ラムズとロサンゼルス・チャージャーズの本拠地スタジアムであり、さまざまなスポーツイベント、コンサート、特別イベントが定期的に開催されている。この会場では、2022年にスーパーボウル LVIが開催され、2026 FIFAワールドカップの会場となり、2027年にはスーパーボウル LXIが開催される。
 スタジアムは、かつてのハリウッド競馬場の跡地で進められているハリウッド・パークの再開発事業の一環として整備された。パークにはハリウッド・パーク・カジノが2016年から営業をしている。
Anaheim
出典 LA2028
Arena in Anaheim Anaheim, CA (Honda Center)
・観客収容数   18,336人 既存施設
・開催競技    バレーボール(Valleyboll) 
 南カリフォルニアのスポーツとエンターテイメントの代表的なランドマークであるアナハイム・アリーナ(ホンダ・センター)は、ナショナル・ホッケー リーグのアナハイム ダックスの本拠地。この多目的屋内アリーナでは、さまざまなスポーツ イベントやコンサートが開催され、最高級の設備と最高の観客席で忘れられないファン体験ができる。
Pomona
出典 LA2028
Fairgrounds Pomona, CA (Fairplex)
・観客収容数      仮設施設
・開催競技       クリケット(Cricket)
 カリフォルニアを代表するポモナのフェアグラウンド(フェアプレックス)の壮大なイベント施設に、クリケット専用の最高級の仮設施設が整備される。 
フェアプレックスは、ほぼ 1 世紀にわたり、毎年恒例のLA カウンティ・フェアの開催地となり、トレード・ショー、コンベンション、スポーツ イベントなど、年間を通じてさまざまなイベントを開催している。
その他の都市
 
The Whitewater Center in Oklahoma City
・観客収容数 8,000人 既存施設
・開催競技  カヌー(スラローム)(Canoe Slalom)
 オクラホマシティのホワイトウォーター センターは、カヌーやラフティングなどのレクリエーションおよび運動トレーニング センター施設。米国のオリンピックとパラリンピックの公式トレーニング会場であり、パリ2024の米国オリンピックチーム選考会など、数多くの国内外のイベントが開催された。
 カヌー競技とカヤック競技はオリンピック競技の特徴的な種目。カヌーはボートの中でひざまずいて片刃のパドルを使い、カヤックは座って両刃のパドルを使う。人工の急流コースで行われるスラロームレースでは、競技者はゲートを通過できなかったりゲートに触れたりした場合のペナルティを避けながら、一連のゲートをできるだけ短時間で順番に通過してタイムを競う。
  ロサンゼルス周辺には、カヌー(スラローム)の専門競技会場がないため、約200キロメートル離れたオクラホマシティで開催することになった。

Softball Park Oklahoma City, OK
・観客収容数 12,000人
・開催競技 ソフトボール
 オクラホマシティのソフトボールパークは、米国有数のソフトボール専用球場であり、ワールドカップ・オブ・ソフトボール、NCAA®女子大学ワールドシリーズ®、USA男子スローピッチボーダーバトル、USAナショナルチャンピオンシップシリーズなど、世界最高峰のソフトボール大会の開催地となっている。
 2023年には、オクラホマシティの新しいプロ・ソフトボール・チームであるオクラホマシティ・スパークの本拠地になった。
 ロサンゼルス周辺には、ソフトボールの専門競技会場がないため、約200キロメートル離れたオクラホマシティで開催することになった

出典 Wikipedia
Rose Bowl Stadium
・観客収容数 92,000人 既存施設
・開催競技 Football (Soccer)
 ローズボウル(Rose Bowl)は、カリフォルニア州パサデナにある多目的球技場。ボウルとはすり鉢状の競技場のことを意味する。
 ローズボウルは、1921年に建設が開始され1922年に完成した。1923年1月1日には、南カリフォルニア大学とペンシルベニア州立大学(通称:ペン・ステート)の対戦でローズボウルゲームが開催された。1982年以降はUCLAフットボールチームがホームグラウンドとしている。収容人員は92,542人。1987年にアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定された。
 ロサンゼルス五輪2028では、Football (Soccer)競技の4回戦、準決勝、決勝が開催される。

出典 LA2028
Frank G. Bonelli Park
・観客収容数 1000人(座席) 12,000人(立席) 既存施設
・開催競技 マウンテン・バイク
 フランク G. ボネリ リージョナル パークは、ロサンゼルス郊外のサンディマスにあるレクリエーション エリア。元ロサンゼルス郡監督官フランク・G・ボネリにちなんで名付けられた。
公園内にはプディングストーン貯水池と呼ばれる 250 エーカー (1.0 km2) の湖があり、滝のほか、釣り、水泳、セーリング、ウィンドサーフィン、ボート、ジェットスキーを楽しむ場所となっている。
 ロサンゼルス五輪2028では、マウンテンバイクのコースが仮設で整備される。
選手村(Village)
出典 LA2028
Village(UCLA Student Housing
・既存施設
・選手村(Village)
 UCLA は、ロサンゼルス五輪1984でも選手村として選手を受け入れた。またオリンピック選手やパラリンピック選手を輩出してきた輝かしい歴史を持ち、 UCLA 学生アスリート 398 名が合計 650 回以上の大会に出場し、夏季オリンピックで 251 個のメダルを獲得した。
ヤシの木のテラス、居心地の良いカフェ、活気に満ちた景色、そしていくつかのレクリエーション センターで構成されるUCLA キャンパスは、世界のあらゆる地域から集まったアスリートを受け入れるのにふさわしい施設である。
 UCLA のキャンパスには、食堂、総合診療科、ウェルカム センター、メディア センター、国際ゾーン、スポーツやゲストのためのレクリエーション エリアなど、最先端の設備が整備されている。
ロサンゼルス五輪2028のオリンピック村は、72 ヘクタールの敷地に、3 階建てから 10 階建てまでの 33 棟の建物で構成される。 現状の学生寮に、約2,000~2,500戸の住宅ユニットが追加され、合計16,500~17,000床が選手と役員に提供される。
必要な NOC オフィス・スぺ―スも整備され、充実したサポートや保管スペースも確保される。
UCLA は学部生の入学者数を大幅に増やす計画があり、学生寮の入居数も大幅に増えることが予想されている。
 そこでUCLA は、さらに 2,000 ~ 2,500 戸の住宅ユニットを資金調達して建設するというプロジェクトを動かした。ロサンゼルス五輪2028の選手村として16,500~17,000 床を準備するというLA 2024 の要件とUCLAの狙いは完全に一致している。
LA 2024 は、オリンピック村としのIOC 要件を満たすために、既存および整備中の UCLA 施設に加えて必要となるオーバーレイの整備を担当する。
出典 LA2028
Media Village
 LA 2024 メディアビレッジ(メディア関係者の宿泊施設)はUSCキャンパス内にあり、すべての施設から徒歩圏内。
メイン・プレス・センター(Main Press Center  :MPC)
出典 LA2028
Main Press Center 
 ロサンゼルス五輪2028のメディアの拠点、メイン・プレスセンター(MPC)は、南カリフォルニア大学(UNIVERSITY OF SOUTHERN CALIFORNIA:USC)のキャンパスに設置され、 MPC 機能のほとんどがこの大学の建物群内に整備される。MPCに隣接してメディア・ビレッジ(Media Village)が設けられる。
 MPC は USC の最も特徴的な施設内に設置され、陸上競技、水泳、バドミントン会場から徒歩圏内に位置する。チューター・キャンパス・センター(Tutor Campus Center)にある Trojan Family Room は、MPCのメインのウェルカム・センターおよび情報エリアとして機能する。
 この新しい施設は、中央の中庭を囲むように、屋内と屋外のさまざまなダイニングエリアが設けられる。
MPC のオフィスと作業室施設は、ウォリス・アネンバーグ・ホール(Wallis Annenberg Hal)l内の隣接するジャーナリズム学部を中心に配置されます。
 この新しい最先端の施設は、大規模で複数階にわたるインタラクティブな中庭と 1 階のニュース・ルームを備えた中軸会場として機能する。この 8,000 平方メートルの建物の 5 階すべてが MPC に利用可能になります。
 ウォリス・アネンバーグ・ホールに隣接する USC 体育館は、天井が高く、光がたっぷり入る 1,000 平方メートル以上の広さを持つ 3 つのスポーツホールが整備され、主要な報道関係者や写真家の作業室、およびそのサポート施設が設けられる。追加のプレスオフィスは、隣接する UCS 書店ビル内に設けらる。
 これらの建物のすぐ周囲には、さまざまな大きさの、非常に独特な特徴を持つ講堂が数多くあります。ボバード講堂(Bovard Auditorium))や1,236 名収容の大ホールにはメイン会議センターが設置されます。最終的には地上階に 700 席の記者席の大部分が配置され、上層階には追加のオーバーフロー席が設けられる。ボバード講堂の他に、200 席を超えるアネンバーグ講堂や300 席を超えるノリス・シネマ・シアター、そして 50 席を超えるビング・シアターが設けられる。またニューマン・リサイタル ホール (200 席以上) やトロイアン・グランド・ボールルーム(Trojan Grand Ballroom )などは会議室として使用する。
 MPC から多くの競技会場は徒歩圏内、ほとんどの会場までの平均移動時間は約 30 分。ロサンゼルスオリンピック・パラリンピック組織委員会(LAOCOG)は、USC と緊密に協力し、既存の建物をオリンピックとパラリンピックのメディア要件に合わせて改装する。改装された施設は大会終了後に、レガシーとしてUSCに返還される。
国際放送センター(IBC)
出典 Curbed Los Angeles
国際放送センター(IBC)
 LA 2024 は、オリンピック アジェンダ 2020 の理念に沿って、革新的な大会後のレガシーとなる理想的な IBC サイトを整備する。
 IBCは、ロサンゼルス近郊のUniversal CityにあるNBCユニバーサルの施設内に設置される。 IBCの敷地面積は約85,000平方メートル、5 つの主要建物で合計約 52,000 平方メートルの放送オペレーション・スペースをOBSや放送機関等に提供する。