- ミラノ・コルティナ冬季五輪2026 放送とデジタル配信の世界の視聴者数 記録的な増加
出典 OBS
ミラノ・コルティナ冬季五輪2026 放送とデジタル配信の世界の視聴者数 記録的な増加
放送とデジタルの融合を強化・発展させることで、世界中の視聴者をミラノ・コルティナ2026に引き付けて、これまでで最高のアクセス数を記録した。コルティナ・ダンペッツォの山々からミラノの中心部まで、ミラノ・コルティナ2026の競技のパーフォーマンスをライブで余すことなく伝えることで、競技の熱気を、放送とデジタル配信のアクセス数字が示すように、世界中の視聴者に浸透させることに成功した。
■キーポイント
• グローバル放送:24のメディア権利保有者(MRHs)と80以上の放送機関・デジタル・プラットフォームが大会コンテンツをサービス、世界中の数十億人に届けられた。
• 記録的な視聴者数:ミラノ・コルティナ2026の放送およびストリーミングの視聴率は予想を上回った。
• 前例のないデジタル・エンゲージメント:デジタル・プラットフォームのユーザー数は1億人を突破し、ソーシャル・メディアのエンゲージメントは北京2022と比較して2倍に増加。ソーシャル・メディアは視聴者数と双方向性を促進した。- 全世界の視聴者数が期待を上回る
- 24のメディア権利保有者と80以上のサブライセンシーの放送機関・デジタルプラットフォームを擁する冬季オリンピック大会は、放送・デジタル配信・ソーシャルメディアなどあらゆるプラットフォームを通じて世界中の数十億人の視聴者にサービスした。放送機関によると、視聴者数はすべてのタイムゾーンで期待値を超えた。
イタリアでは、3人に2人がオリンピックの放送を視聴しており、これはパリ2024の視聴者数をはるかに上回る。注目すべきは、イタリア人がミラノ・コルティナ2026の放送を視聴した回数は、過去3回の冬季オリンピックの視聴回数を合わせた合計回数を上回っていることである。- 次回の冬季オリンピック開催地であるフランスでは、フランステレビジョンの放送を5,000万人以上の視聴者が視聴、これは北京2022オリンピックと平昌2018オリンピックの同時期の視聴者数を1,000万人上回り、トリノ2006オリンピック冬季オリンピックをも上回った。
NBCUのMilanoCortina2026 Sudio Sranford USA 出典 SVG
- 米国では、ミラノ・コルティナ2026のNBCユニバーサル(NBCU)のプラットフォーム(放送・デジタルプラットフォーム)の視聴者数は2月16日までの平均で2,430万人に達しており、同時期の北京冬季五輪2022と比較して88%増加した。競技開始から11日間の視聴者数は、毎日2,000万人を超えている。
ちなみに北京冬季五輪2022では、米国は、新疆ウイグル自治区の人権問題に抗議して、政府代表団を送らないとする“外交的ボイコット”を行うことを表明した。英、豪、カナダ、ベルギーなど11ヵ国が米国に同調した。しかし米国を始め各国は選手団は予定通り派遣した。また新型コロナのパンデミックに襲われ、海外からの観客や国内の一般観客は制限され、選手や大会関係者は「バブル方式」厳しく管理され、市民との接触は原則禁止だったことで、大会の機運醸成が大きく損なわれたことも視聴者の大幅な低下につかがったと見られる。
NBCUの視聴者増を牽引したのはストリーミング配信である。NBCユニバーサルのストリーミング配信時間は112億分に達し、これは過去の冬季オリンピックの合計視聴時間と比較して62%増加した。
WarnerBrros Discovery House WBDがコルティナに設置したオペレーション拠点 出典 WBD
- ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は、北京2022オリンピックと比較して視聴時間が3桁の成長を記録し、ストリーミングプラットフォームにおける史上最も成功した冬季オリンピックとなったと報告している。
アジアでも、放送局は時差にもかかわらず好調なパフォーマンスが報告されている。
オーストラリアやブラジルといった、冬季スポーツの非伝統的な市場では、視聴者数が過去最高を記録した。
先週ブラジルで行われたスキージャンプ競技は、ブラジル冬季オリンピック史上、最も視聴された競技となり、雪上での歴史的なパフォーマンスに対する同国の誇りを反映している。
NBCUの基幹デジタルプラットフォーム Peackok 出典 SVG
- 世界各国で、デジタル・ストリーミングの視聴者数は増加を続けている。
例えば、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)のヨーロッパでの配信は、冬季オリンピックとして過去最高のストリーミング・アクセスを記録し、北京2022大会と比較して総視聴時間が3桁増加した。
米国では、NBCUの基幹デジタル・プラットフォームのピーコックが牽引し、ミラノ・コルティナ2026のコンテンツが112億分ストリーミング配信された。これは、過去の冬季オリンピックの合計視聴時間と比較して62%増加を記録した。
OBS(オリンピック放送機構)のヤニス・エクサルコス(Yiannis Exarchos)CEOは、「放送プラットフォームにおける記録的な視聴者数という成功は、IOCのデジタルプラットフォームにも反映されている。オリンピックのウェブとアプリのユーザー数は既に1億人を突破しており、これは北京2022全体のユーザー数のほぼ2倍に相当する。これは間違いなく記録破りの数字となるだろう。オリンピック関連のソーシャルメディアアカウントは90億回以上のエンゲージメントを生み出しており、これは北京オリンピックで達成されたエンゲージメント数の2倍に相当する」と述べた。
- 次回の冬季オリンピック開催地であるフランスでは、フランステレビジョンの放送を5,000万人以上の視聴者が視聴、これは北京2022オリンピックと平昌2018オリンピックの同時期の視聴者数を1,000万人上回り、トリノ2006オリンピック冬季オリンピックをも上回った。
- デジタル・プラットフォーム全体で記録的なエンゲージメントを達成
ミラノ・コルティナ2026は、デジタル・エンゲージメントのレベルにおいて新たな境地を切り開いた。
IOCのオリンピックアプリは、75カ国以上でスポーツ・アプリ・ランキングで1位を獲得した。ソーシャル・メディア全体では、競技開始以来、ミラノ・コルティナ2026に関する投稿が世界中のソーシャル・メディア・ユーザーによって1,200万件以上シェアされている。
Instagram、TikTok、YouTubeといった若者向けプラットフォームは特に活発なインタラクションを生み出しており、オリンピックYouTubeチャンネルは過去最高の1日あたりの視聴回数を記録している。
この勢いの中心にいるのはアスリートです。競技開始以来、アスリートたちは自身のソーシャルメディアアカウントで14億回以上のエンゲージメントを生み出し、フォロワー数は合計で約10億人にまで達している。が選手村やトレーニングゾーンからコンテンツを作成する機会が増えたことで、アスリートはこれまで以上にリアルな方法でファンとつながることができるようになった。
パリ2024の成功を受け、100名を超えるデジタル・クリエイターが専用のクリエイター・プログラムに参加し、メディア権利保有者や主要ソーシャルメディアのプラットフォームと連携して、若い世代に舞台裏へのアクセスを提供することで、多様なコンテンツを通じてファン体験をさらに充実させ、冬季オリンピックをより幅広い視聴者に届けている。
エンゲージメントは、従来とは異なる多様なプラットフォームにも拡大している。Robloxのブルックヘブンゲーム(Brookhaven game)内で提供されるオリンピック特設コンテンツは、すでに13億回以上のアクセスを記録している。また、Netflixとの冬季スポーツコラボレーションは、新たなファンにオリンピックのストーリーを届けている。
五輪の放送拠点 International Broadcast Centre(IBC)のCDU 出典 IOC