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全豪オープンテニス 男子シングル アルカラス、ジョコビッチを3-1で破り、優勝 史上最年少で生涯グランドスラムを達成
 カルロス・アルカラス  出典 AO
 ロッド・レーバー・アリーナで歴史的な夜を迎えたカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)は、全豪オープン2026男子シングルスで優勝し、史上最年少で生涯グランドスラムを達成した。
 世界ランキング1位のアルカラスは、全豪オープンで10度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)を2-6、6-2、6-3、7-5で破り、初の全豪オープン優勝を果たした。そして、ノーマン・ブルックス・チャレンジカップに初めてその名を刻んだ。
 1-1で迎えた第三セットの行方は、勝敗の行方にキーポイント、しかし、今年38歳のジョコビッチは連戦の疲労か、度々、ベンチから差し入れる薬などを飲み、明らかに体調不良に陥り、勢いがなくなりセットを落とした。ところが、第四セット、勢いは復活、サーブは好調で再三に渡りエースを奪い、伸びのあるストレークでアルカラスを悩ました。最後は、アルカラスの驚異的なコートカバー力に屈し、力尽きた。史上最年長の38歳で、準決勝でシナ―を破り、ファナリストとなったジョコビッチは賞賛に値するだろう。
 3時間2分で勝利を収めた22歳のアルカラスは、1938年の全仏オープン以来、ドン・バッジが23歳の誕生日の数日前に生涯グランドスラムを達成して以来の記録を破った。アルカラスは、オープン化以降、グランドスラムシングルスで7つのタイトルを獲得した最年少選手でもあり、ビョルン・ボルグが23歳で達成した記録を上回った。カルロス・アルカラス  出典 AO優勝カルロス・アルカラス  準優勝ノバク・ジョコビッチ  出典 AO
全豪オープンテニス 女子シングル リバキナ、NO1ランキンの優勝候補、サバレンカを2-1で破り、初優勝
 エレナ・リバキナ(Elena Rybakina カザフスタン)はメルボルンパークの新たな女王となり、3年前にアリーナ・サバレンカに阻まれた栄冠をついに手にした。 
 第5シードのリバキナは、土曜夜に行われた世界ランキング1位のサバレンカとの接戦を6-4、4-6、6-4で制し、全豪オープン2026女子シングルスのタイトルを獲得した。第一セットを先取、第二セットを落としたリバキは、勝負の第三、勢いを復活したサバレンの伸びのある強打に劣勢になり、先にブレークをされたが、粘り強いプレーでブレークバック、そしてブレークを先行して突き放した。カロッド・レーバー・アリーで、26歳のカザフスタン出身のリバキナは2時間18分をかけて決勝戦を制し、27本のウィナーを放ち、自身初の全豪オープン優勝と2度目のグランドスラム優勝を果たした。出典 AO
Milano Cortina2026 2月6日開幕
Cortina d'Ampezzo 出典 Milano Cortina2026
複数都市で開催する「広域開催」 新設競技場はアースホッケー場一つのみ
 イタリア北部で行われるミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪大会2026は、膨張する開催経費を抑制しようとするとする国際オリンピック委員会(IOC)の改革の元で、初めて複数都市が組織委員会を作る「広域開催」大会で、今後のオリンピック運営の分岐点となる大会となる。
 大会は、オリンピックが2026年2月6日から22日までの17日間、パラリンピックは 3月6日から15日までの10日に渡って開催され、オリンピックでは新競技の山岳スキーを含む16競技116種目、パラリンピックでは6競技79種目が実施され、195のメダルを競う。 93の国と地域から約3500人のアスリートが参加する予定である。
 競技は、ミラノ(Milano)、コルティナ・ダンペッツォ(Cortina d'Ampezzo)、バルテリナ(Valtellina)、バルディフィエメ(Val di Fiemme)の4つクラスターとベローナ(Verona)の14競技会場で行われる。。開催エリアは約2万2000平方キロメートルに及び、冬季五輪としては過去最大のエリアでの開催となる。
 今大会で新設する競技会場は、ミラノ郊外のアイスホッケー会場、パライタリア・サンタ・ジュリア(Palaitalia Santa Giulia)のみで、そのほかの施設は既存か仮設となる。 約85%が既存施設を利用する。  開会式は、ミラノにあるサッカースタジアム、メアッツァ・スタディオ(Stadio Meazza)、閉会式はベローナあるローマ時代の円形競技場、アリーナ・ベローナ(Arena of Verona)で行われる。
 「広域開催」となるこの大会の最大の課題は、円滑な輸送の確保である。ミラノとコルティナ・ダンペッツォ間は約300キロメートル、遠隔地に点在するクラスター間の選手や大会関係者の移動や観客の輸送が問題となる。
Val di Fiemme Sky Jump Center  出典 Milano Cortina2026
Cortina d'Ampezzoに聖火が到着 出典 IOC
Milano Cortina2026 聖火台(ミラノ) Milano Cortina2026の聖火台は、開会式会場のジュセッペ・メッツァ競技場(サンシーロ)には設置せず、ミラノの観光名所、「平和の門」とコルチナ・ダンベッツォ市内の広場に設置される。  出典 Milano Cortina2026
岡本和真選手 トロント・ブルージェイズへ 4年総額6000万ドル 契約規模、村上宗隆の約2倍
出典 MLB
 2025年1月4日(日本時間5日)、トロント・ブルージェイズは(Tront Blue Jays)は、巨人からポスティングシステムで大リーグ移籍を目指していた岡本和真内野手(29)と4年総額6000万ドル(約94億2000万円)で合意したと正式発表した。4年総額6000万ドルは、村上がホワイト・ソックスと結んだ2年総額3400万ドル(約53億3800万円)に対し、平均年俸では下回ったが、年数と総額では上回った。背番号は「7」に決まり、7番サードでの起用が有力視されている。
 岡本和真選手は、長打力に加え、三振が少ない確実性、一、三塁の正確な守備はもちろん、外野もこなす万能性が評価され、マリナーズ、エンゼルス、パイレーツ、レッドソックス、パドレス、ダイヤモンドバックスなど複数球団の争奪戦となった。
出典 Tronto Blue Jays
 今年のオフシーズンに、ブルージェイズは、先発右腕のシース(パドレスFA)を7年総額2億1000万ドル(約330億円)、元日本ハム、楽天のポンセを3年総額3000万ドル(約47億円)で獲得するなど、投打に大型補強を進めている。チームの贅沢税算定対象額は3億ドル(約471億円)を上回り、最高税率ラインを超えるのは球団史上初めて。MLBでは、資金力のある球団の強引な頬強を抑制し、リーグ全体の戦力を均等化を図るために贅沢税(Competitive Balance Tax[CBT])を導入し、全球団に対し、同一額の目標年俸基準を定め、年棒基準を上回った場合は、超過額の約20%、2年連続で超えた場合は30%、それ以降は約50%の贅沢税が課せられる。
 ブルージェイズは、本気で世界一を目指しているとされている。近年は大谷や佐々木などの有力日本選手を目前で逃していいた。

 ブルージェイズは昨年11月のワールドシリーズで、ドジャースと対戦し、大激戦を繰り広げをドジャーズを追い詰めたが、3勝3敗で迎えた最終第7戦は9回1死までリードしながら、逆転負けで惜敗した。
 ブルージェイズは、「MLB最強打線」チームとされ、2025年シーズンでは、打率.265、本塁打1461本、出塁率.333は、MLB1位に輝く。
 主力打者は、なんといっても、ゲレーロJr.選手、「3番ファースト」が定位置、続いて「1番DH」のジョージ・スプリンター選手、これに「7番サード」で岡本和真選手が加わると予想されている。
 ブルージェイズの本拠地はカナダ・トロント、カナダで唯一のMLB球団。過去2回、ワールドシリーズ・チャンピョンになったが、その後は、チームは低迷、去年は32年ぶりに、ア・リーグで優勝してワールドシリーズに進出したが、大谷、山本を擁するドジャーズに3勝4敗で惜しくも敗れた。
出典 NBC Sport
 岡本和真選手は、巨人の第20代キャプテンで今年29歳、巨人に11年在籍し、打率2割7分7厘、本塁打248本、打点717点、本塁打王3回、打点王2回を獲得する。プロ野球選手最年少の22歳で、打率3割、30本塁打、100打点を達成、2018年から2023年にかけて6年連続30本塁打を成し遂げた。
 1月6日に開かれた入団会見で、ブルージェイズを選んだ理由として、ブルージェイズを選んだ理由については「凄く街がいいところで、何より強く、世界一になれるチームだと思います。だから選んだ」と述べ、「僕の娘に30球団のロゴを見せた時に一番最初に“これがかわいい”と言って選んだのがブルージェイズだった」と明かし、報道陣を笑わせた。
相次ぐ大型選手のMLB移籍で空洞化する日本のプロ野球 人気低迷が懸念
 それにしても、日本のプロ野球界から次々に超大型選手がMLBに移籍することで、懸念されるのは日本のプロ野球の空洞化である。 昨年のMLB2025ワールドシリーズでは、ドジャーズとブルージェイズが対戦、大谷選手や山本選手の大活躍もあって、第4戦、第5戦、第6戦はNHK総合テレビ(NHKBSでは全試合)で生中継したが、午前中の放送時間にもかかわらず、第6戦は20.7%、第4戦が16.4%、第5戦も13.5%と驚異的な視聴率を達成した。(BSは視聴率調査を実施していないの不明) これに対し、同時期に開催した2025プロ野球日本シリーズ・阪神×ソフトバンク戦では、ゴールデンアワーに放送されたにもかかわらず、第5戦が10.6%で最高、ようやく二桁越えの視聴率に終わった。MLBの大勝利、劣勢のプロ野球という構図が明らかになった。 かつてはプロ野球巨人戦のテレビ中継は、最高で50%近い視聴率を達成し、ゴールデンアワーを席巻していた。しかし、今や、地上波から巨人戦中継は消えた。日本テレビですらBS放送に切り替えて、地上波で巨人戦を放送することはない。一方で、MLB野球中継は、NHKBS・地上波で記録的な高視聴率を獲得している。村上、岡本、今井の移籍でMLB人気は、今年、更に高まるのは間違いない。視聴者の人気では圧倒的に差をつけられたプロ野球、観客動員数は今のところ好調だが、逆風の中でプロ野球人気をどう維持するか、今年が正念場だろう。MLB2025ワールドシリーズ Dodgers優勝   出典 Dodgers
村上宗隆選手 ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億6300万円)で契約
出典 Chicago White SoxX
 2025年10月22日、ポスティングシステムを利用しての米大リーグ移籍を目指していた日本人新記録56本塁打、史上最年少3冠王の村上宗隆内野手(25)は、ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億6300万円)で契約し、入団会見に臨んだ。
 AP通信によると譲渡金は657万5000ドル(約10億3900万円)の見込み。村上の交渉期限は米東部時間22日午後5時(現地時間)、ギリギリの決着だった。
 村上宗隆の契約規模については当初1億ドル(約157億円)級の大型契約を予想されたていたが、まさかの2年の短期契約、総額3400万ドル(約53億2000万円だった。現地メディアは「誰も2年3400万ドルの契約を今週末に結ぶと思ってなかった」「日本のホームラン王、ムラカミがホワイトソックス、負けることについては球界の王者ホワイトソックスと契約だなんて」などと驚きを持って伝えた。
出典 Chicago White SoxX 
 米「ヤフースポーツ」がは、「ネタカ・ムラカミに何が起きたのか? 1億ドル規模の契約が見込まれていた選手が、3400万ドルで合意に至った経緯」という記事を掲載した。今回の契約について「ローリスク・ハイリターンの移籍だ」と評し、「ムラカミが加入したとしても、ホワイトソックスの年俸総額は微々たるものだ。最悪のシナリオでも、大惨事にはならないだろう」とした。

 25歳という若さで移籍市場に登場した村上宗隆は、NPB出身者としては突出した長打力が注目を集めてきた。同記事は「契約金とスワローズへの譲渡金を合わせれば、MLB球団にとって1億ドル規模の出費になるのが大方の見方だった」と指摘。中には8年総額1億8000万ドル(約280億9000万円)と予想するメディアもあった。

 しかし、村上宗隆は懸念材料も抱えたいた。
 最大の懸念材料は、ストライクゾーン内の投球に対するコンタクト能力とされている。村上のコンタクト率はヤクルト時代も一貫して70パーセント台前半。大リーグでは平均が82パーセント前後で、80パーセントを割り込んだ選手は6人しかいなかったというデータを示し「ムラカミの実際の市場価値は業界の予想とは大きく異なっていた。球団側はストライクゾーン内での空振り率の高さに尻込みしたのだ」と結論付け、「これほど大きな懸念を抱えた打者と長期契約を結ぶ意思のある球団はなかった」とした。
 また、守備での将来性が不透明だったとも指摘。「世間では三塁手として議論されていたが、専門家は一塁手と見ていた。それも特筆すべき守備力ではない。もし最低限の守備力があれば、攻撃面のリスクも受け入れやすかったかもしれない」と説明した。
 球団地元メディアは「基本的に、われわれが手に入れた選手は超が付く大当たりか、それとも大失敗か、そのどちらかというタイプだ」と伝え、必ずしももろてを上げて万歳ではない。、
 一方、ホワイトソックスは、6回のリーグ優勝と3回のワールドシリーズ優勝を成し遂げた名門チームだが、今年は去年に続いてリーグ最下位、今季まで3年連続でシーズン100敗を記録して、チームは最悪の状態、再建が急務となっている。
 しかし、ホワイトソックスは、ドジャーズのような豊富な資金力がない。総額3400万ドルは、ホワイトソックスにとってギリギリの額だったと思われる。2年で3400万ドルでも、チームで2ガン目の高額である。
 いずれにしても村上宗隆は、2年で結果を出さなければならい。最初の1年が、成否を決める重要なシーズンになることは間違いない。
出典 FOX Sport
村上宗隆の保持しているタイトル
▼NPBにおけるアジア人打者のシーズン最多本塁打記録保持者(2022年、56号)
 NPBにおける日本人打者のシーズン最多本塁打記録保持者(2022年、56号) NPB史上歴代2位[NPB一位はバレンタイン(東京ヤクルトスワローズ)の60本 日本人打者としては王貞治の55本)
▼史上最年少三冠王(22歳)
▼通算100本塁打、シーズン100打点のNPB史上最年少記録(21歳7か月)
▼セ・リーグMVP受賞最年少記録(21歳)
▼シーズン40本塁打の最年少記録(22歳6か月)
▼シーズン50本塁打の最年少記録(22歳7か月)
▼通算200本塁打のNPB史上最年少記録(24歳3か月
▼NPB史上初となる5打席連続本塁打記録。

 NPB通算8年間で843安打、打率.270、246本塁打、出塁率.394、OPS.951と圧倒的な成績
今井達也選手 ヒューストン・アストロズに入団、3年契約84億円超
出典 MLB 
2026年1月1日(日本時間2日)、プロ野球西武からポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指していた今井達也投手(27)は、ヒューストン・アストロズ(Huston Astros)と3年契約で総額5400万ドル(約84億7800万円)で合意した。契約総額はは投球回数に応じた出来高によって最大6300万ドル(約91億3500万円)になり、毎シーズン終了後のオプトアウト権(選手側から契約を破棄してフリーエージェントになれるオプション)が付く。西武への譲渡金は997万5千ドルになる見通し。
 MLB球団との45日間の交渉期限が米東部時間1月2日午後5時(日本時間3日午前7時)に迫っていた。期限ぎりぎりの決着である。松井稼頭央、青木宣親、菊池雄星(現エンゼルス)に続き、ヒューストンでプレーする4人目の日本人選手となる。
 アストロズは、選手層の強化に力を入れていて、日本や韓国からの選手獲得に強い意欲を示したいた。2025年12月には韓国で過去2シーズンプレーしたFA右腕のライアン・ワイスと1年契約を結んている。今井とワイスは、このオフシーズンにアストロズが獲得した4人の先発投手のうちの2人である。アストロズは、主力左腕のフランバー・バルデスをFAで失うと予想されている。

 栃木県出身で作新学院に進学した今井選手は、2016年、夏の甲子園でエーズとして登板、最速150キロを超える速球を武器に、作新学園を54年ぶり2度目の優勝に導いた。
 この年のドラフト会議で、埼玉西武ライオンズから単独1位指名を受け、契約金1億円プラス出来高払い5000万円・年俸1300万円(金額は推定)で契約、2017年に入団した。
 
 プロ野球で今井達也選手は日本球界の代表的なエース級投手に成長、過去3シーズンすべてで防御率3.00未満、イニング数を上回る奪三振を記録した。三振が取れる投手である。2025年シーズンはキャリア最高。10勝5敗、自己最高の防御率1.92、163回2/3を投げて178三振をマークした。
 2024年も同様に、10勝8敗、防御率2.34、キャリアハイとなる187三振、投球回173回1/3を記録している。
 西武ライオンズでの8シーズン通算成績は58勝45敗、防御率3.15、963回2/3を投げて907三振。しかし、2023年以降に限れば防御率は2.18、9イニングあたりの平均奪三振数は9.5を記録。した
 今井の主な球種はフォーシームとスライダー。2025年のフォーシームの平均球速は94.9マイル(約152.7キロ)で、MLB右腕先発投手の平均94.6マイル(約152.2キロ)をわずかに上回り、最速は90マイル台後半(約158キロ)に達する。スライダーは平均86.2マイル(約138.7キロ)で、空振り率46%を達成している。
 対左打者を中心に投じるチェンジアップも有効で、2025年は平均85.5マイル(約137.6キロ)、空振り率41%を記録。その他、スプリットやカーブも織り交ぜ、2025年シーズン中には指の間隔を広げた新しい「バルカン」チェンジアップも習得した。

 今井選手は、スーパースラッガーの村上宗隆(25)や岡本和真(29)と共に、このオフシーズンにポスティングされた注目日本人選手の一人。2026年シーズンに向けてNPBからMLBに移籍する投手の中ではトップクラスと評価されていた。
 ヤンキースやカブスが関心を示したが、ヤンキースはエースが靱帯再建術し開幕に間に合わない見通しとして、投手陣の補強を検討したが、先発陣は足りているとして、争奪戦から撤退、
カブスは大型契約には慎重との見解を示し、今井の潜在能力に興味を示していると記したものの、「長期投資に値する真のエースかどうかについて、完全には確信を持てていないようだ」と伝えられている。

 一方、11月に行われたGM会議で、今井の代理人スコット・ボラス氏は、才能あるNPB投手がMLBでスターになっていることに言及し、ドジャースのエース山本由伸になぞらえた。山本は2025年にワールドシリーズMVPに選ばれ、サイ・ヤング賞の最終候補にもなっったことは記憶に新しい。

 今年は投打で日本を代表する選手たちがMLB移籍を目指し、当初は、現地メディアは25歳の村上選手を中心に5年以上の契約で、総額1億ドル超の大型契約を予想していた。しかし、予想に反し、契約期間は29歳の岡本選手が4年で最長、27歳の今井投手が3年、25歳の村上選手が2年と比較的短期の契約で契約金総額も最高で6000万ドルに抑えられた。その背景には停滞するこのオフの移籍市場の中で、長期契約に潜むリスクを避けたい球団側と、大リーグで結果を残したうえで改めて大型契約を目指したい選手側、それぞれの思惑があったと見られている。
 大リーグで1球も投げていない状態でドジャースと異例の12年、総額3億2500万ドル(約465億円=為替レートは契約合意時)の契約を結んだ山本由伸投手は“例外中の例外”。必ずしも大リーグのパワーやスピードに適応できるかが保証されていないなかで高額年俸の長期契約を結ぶことは多くの球団にとって大きなリスクとなる。
 一方で、選手側に立場に立つと、2年で結果を残すことで、その先で大型契約を結ぶことができるというメリットがある。村上選手や今井選手はは年齢的にも1、2年目で実力を証明すれば、巨額契約を勝ち取れるチャンスが残っている。
 今回、3年契約を結んだ今井投手は、毎シーズン終了後のオプトアウト権が付いていて、1年目での結果次第では再び市場に出て大型契約を手にするチャンスがある。
 大リーグ屈指の敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏は、今井投手の契約について「アメリカでの実績がない中で今回の契約は両者にとってウィンウィンの内容だ」と述べた。
坂本花織5連覇、五輪代表に 2位島田麻央、3位は千葉百音―全日本フィギュア
坂本花織  出典 IOC Gorin 
 12月21日、フィギュアスケートの全日本選手権最終日は21日、ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねて東京・国立代々木競技場で行われ、女子フリーでショートプログラム(SP)首位の坂本花織(シスメックス)が1位の154.93点をマークし、合計234.36点で5年連続6度目の優勝を遂げた。銅メダルに輝いた前回の北京大会に続き、3大会連続の五輪代表に決まった。坂本花織は王者の貫禄を見せつけた完璧な演技で、国際スケート連合(ISU)非公認ながら世界最高得点を上回る合計234・36点で5連覇を果たした。連続3回転など高難度のジャンプを次々と決め、「愛の讃歌」の力強い女性ボーカルに合わせて、ダイナミックにも情感たっぷりと滑りきった。坂本花織は今期限りで引退を表明している。万感込めた完璧な演技名演で5連覇を果たした。
 ジュニアの島田麻央(木下グループ)がSPに続いてフリーも2位で、合計228.08点で2位に入った。年齢制限のため、五輪には出られないが、次世代のエーズに躍り出た。
 SP4位の千葉百音(木下グループ)は、(木下グループ)が、しなやかな滑りでまとめ、216・24点で順位を上げて3位。しかしジャンプの回転不足が複数とられのは惜しかった。中井亜美(TOKIOインカラミ)は、冒頭にトリプルアクセルに挑んだが、ダブルアクセル判定に。その後は立て直したが、得点は伸び悩み、213・56点で4位。渡辺倫果(三和建装)は7位だった。
 今季限りでの引退を表明した樋口新葉(ノエビア)は、第3グループに登場。冒頭の連続ジャンプはやや乱れたが、その後は立て直し、力強くダイナミックなステップで最後まで会場を巻き込んだ。試合後はリンクに大の字になり、手でWをつくる「新葉ポーズ」も披露。合計203・06点で、8位で終えた。同様に引退を評している三原舞依(シスメックス)は、笑顔でリンクイン。高難度の連続3回転などジャンプをすべて着氷し、魂のこもった滑りでファンの心を揺さぶり、190.63点で10位で終えた。

 ペアは長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)が制した。三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は三浦の左肩負傷のため棄権した。アイスダンスは吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)が連覇を果たした。

 大会終了後、全日本フィギュアスケート連盟は、来年2月に行われるミラノ・コルティナ五輪代表を発表した。
・男子:鍵山優真(オリエンタルバイオ)、佐藤駿(エームサービス)、三浦佳生(オリエンタルバイオ)
・女子:坂本花織(シスメックス)、中井亜美(TOKIOインカラミ)、千葉百音(木下グループ)
・ペア:三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)、長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)取締役会、パラマウントの株式公開買付けを拒否するよう株主に全会一致で勧告
Warner Bros. Discovery  出典 LA Times
 12月17日 、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)取締役会は、パラマウント・スカイダンスが開始した株式公開買付けは、WBDとその株主の最善の利益にかなわず、Netflixとの合併契約条件の「優れた提案」の基準を満たしていないと満場一致で決定したことを発表した。株主にとってより優れた、より確実な価値を提供するNetflixとの統合を支持する勧告を改めて表明した。
 その根拠として以下のポイントを示した。
▼パラマウント提案は不十分な価値判断に基づいており、WBDに多くの重大なリスクとコストを課す
▼パラマウントのエリソン家は、報道されたにもかかわらず、依然として株式によるバックストップ(最終的な保証)を提供していない。懸念は解消されない。
▼WBD取締役会による完全、公正、かつ透明性のある審査により、競争プロセスにおける公平な競争条件が確立されている。
▼パラマウント提案とNetflixとの合併における反トラスト法による「規制リスク」に実質的な違いはない・
▼パラマウントは、拘束力のない架空の提案をいつでも中止または修正することができ、WBDにとって受け入れがたい潜在的なマイナス要因となる。
 WBD会長のサミュエル・A・ディ・ピアッツァ・ジュニア氏は、「パラマウントが最近開始した公開買付けを慎重に評価した結果、取締役会は、この提案の価値が不十分であり、株主に重大なリスクとコストを課すという結論に達した」と述べた。「今回の提案は、パラマウントの過去6回の提案に対する広範な協議と検討を通じて、一貫して同社に伝えてきた主要な懸念事項を改めて解消するものではない。Netflixとの合併は、株主にとってより優れた、より確実な価値をもたらすと確信しており、両社の合併による魅力的なメリットを実現できることを楽しみにしている」とした。 WBD取締役会は、株主への勧告の詳細を記載した書簡を送付した。

 しかし、ネットフリックスが買収した場合、動画配信サービスのシェアが大きくなることから、反トラスト法(独占禁止法)上の懸念がより大きいという指摘が主流だ。
 またパラマウントのデビッド・エリソン最高経営責任者(CEO)や、父親でIT大手オラクル共同創業者のラリー氏は、トランプ米大統領と距離が近い点も見逃せない。買収には、トランプ氏の意向が影響するとの見方も出ている。「トランプリスク」がいつ表面化するのか、まったく見通せない状況で、今後の展開は依然として混迷を深めている。
ワーナー・ブラザース、パラマウントの敵対的買収提案を拒否へ 資金調達など巡る懸念が理由か ワーナー取締役会はNetflixによる買収合意の方が優れていると判断
出典 Variety
 米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は、パラマウント・スカイダンスによる敵対的買収提案を拒否する方向なことが明らかになった。資金調達やその他の条件を巡る懸念が理由とされる。
 関係者によると、ワーナー・ブラザース取締役会はパラマウントの提案を慎重に検討したが、Netflixによる既存の買収合意の方が、パラマウントの提示内容よりも価値、確実性、条件面で優れていると判断しているという。
 関係者によれば、最終決定はまだ下されておらず、状況は引き続き流動的という。ワーナー・ブラザースとパラマウントの担当者はいずれもコメントを控えた。
 大きな問題点の一つは、デービッド・エリソン氏率いるパラマウントが提案した資金調達に関する懸念だとされている。
 エクイティー(株式)の大部分は、同氏の父親である米オラクル創業者ラリー・エリソン氏の資産を基にする信託によって保証されている。しかし、それは撤回可能信託で資産はいつでも引き出すことが可能で、実際にそのような事態が生じた場合、ワーナー・ブラザースには対応策がない可能性があるとされている。
 こうした状況の中で、パラマウントの支援者の一部が10月16日、撤退を表明した。トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏率いるプライベートエクイティー(PE)投資会社アフィニティ・パートナーズはブルームバーグ・ニュースに対し、「二つの強力な競合企業」の関与を理由に「今回の機会を追求しないことを決めた」と明らかにした。
 しかし、Netflixが買収すると、動画配信市場のシュエが過大になるため、規制当局の承認を得るまでに1年以上かかる可能性が大きく、ワーナー・ブラザース取締役会は、同社がその期間中に事業を継続できるかにも懸念を抱いているという。パラマウントはワーナー・ブラザースに対し、事業運営や財務管理に十分な柔軟性を提供していないと指摘されている。
 パラマウントは先週提出した書類で、債務の借り換えに関する柔軟性や、エリソン家が信託で保証している50億ドル(約7740億円)の解約手数料に関する懸念について、ワーナー・ブラザースの不安に対応済みだと主張した。
 パラマウントは、他の点でもワーナー・ブラザースの意向に応じて買収条件を修正している。中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)からの約10億ドルの資金調達は、米規制当局による国家安全保障上の懸念を避けるために撤回された。
パラマウント、ワーナーに敵対的買収提案 1株当たり30ドル 米メディア市場再編劇は混迷
 12月8日米メディア大手パラマウント・スカイダンスは、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)に対する1084億ドルの敵対的買収案を発表した。WBDの全株式を1株当たり30ドルで、全額現金で買収する。
 ワーナー・ブラザース(WBD)を巡っては、米動画配信大手ネットフリックスが先週5日、WBDのテレビ・映画スタジオとストリーミング部門を720億ドルで買収することで合意したと発表。1株当たり約28ドルを提示していた。
 パラマウントが敵対的買収に名乗りを上げたことで、NetflixのWBD買収は、すんなり決着することはなくなった。トランプ大統領がNetflixのWBD買収に懸念を表明していることから、米国メディア市場を舞台にハリウッド映画と世界最大の配信企業で繰り広げられている再編劇は、混迷の度を深めている。
 WBDの取締役会は8日午後、パラマウントの提案を検討すると述べたが、ネットフリックスに関する勧告は変更しなかった。パラマウントの提案に関して「現時点では何もしない」よう助言した。WBDはいかなる決定も10日以内に株主に通知すると回答している。
 パラマウントの1株当たり30ドルの現金での提案には、トランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が経営する投資会社アフィニティ・パートナーズと複数の中東政府系投資ファンドからの資金調達が含まれており、エリソン一族が支援している。世界第2位の資産家であるラリー・エリソン氏は、パラマウントのデービッド・エリソン最高経営責任者(CEO)の父親で、ホワイトハウスと密接な関係にある。
 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がホワイトハウス当局者らの話として報じたところによると、ラリー・エリソン氏はネットフリックスによるWBD買収発表後にトランプ氏に電話し、この取引が競争を阻害すると伝えた。
パラマウントは、WBD全株買収の提案は、ネットフリックス案よりも優れており、株主に180億ドル以上の現金をもたらすほか、規制当局による承認への道も容易だとしている。また、パラマウントとWBDの統合は、制作側や映画館、消費者にとって最善の利益となり、競争強化の恩恵を受けるとも指摘。エリソンCEOは声明で、「われわれの申し出は、より強いハリウッドを作ると信じている」と述べた。
 飛ぶ鳥を落とす勢いで世界の配信サービス企業の最大手に成長したNetflix
 ネットフリックスの提案は、独占禁止法の強い監視の目にさらされる可能性が高い。トランプ米大統領は7日、統合後の市場シェアが懸念を引き起こす可能性があるという見解を示した。
 与野党議員からも反トラスト法(独占禁止法)違反に該当するのではないかと指摘する声が出ている。
 ただ、パラマウントによる買収提案も精査に直面する可能性がある。パラマウントとWBDの合併は、スタジオ事業における支配的地位を高めることになるが、業界の急速な統合に伴い雇用の喪失につながると心配する声もある。
eMarketerの シニアアナリスト、ロス・ベネス氏は「WBDの買収はまだ終わっていない。ネットフリックスは運転席に座っているが、ゴールまでには紆余曲折があるだろう。パラマウントは株主や規制当局、政治家に訴え、ネットフリックスの勢いを阻もうとするだろう。争いは長期化する可能性がある」と述べた。
 ネットフリックスのテッド・サランドス共同CEOは、パラマウントによるWBDへの敵対的買収は「完全に予想されていた」と述べ、取引の成立に自信を示した。「パラマウントの提案では60億ドルのシナジー効果について言及されていた。このシナジーはどこから生じるのか。人員削減か。われわれは雇用を削減せず、創出する」と語った。(出典 Reuters12月9日)ワーナー・ブラザースの不朽の名作 ハリー・ポッター  出典 Warner Brros.
ワーナー・ブラザースのアニメの金字塔、トムとジェリー 出典 Warner Brros.
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フジHD、9月中間決算で営業利益の赤字129億円…フジテレビはスポンサー離れで売上高半減
 2025年11月10日、フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(HD)は、025年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比7・2%減の2486億円、本業のもうけを示す営業利益は129億円の赤字(前年同期は138億円の黒字)と発表した。元タレントの中居正広氏の性加害問題で、フジテレビへのCM出稿を差し止める動きが広がったことが大きく影響した。
 最終利益は35・8%増の171億円、政策保有株式の売却益に加え、オフィスやホテルなどの不動産関連事業が好調で利益を押し上げた。
 フジテレビの売上高は47・5%減の606億円で、CM収入が前年同期の712億円から190億円に減少したことが響いた。営業利益は327億円の赤字(同5億円の黒字)、最終利益も301億円の赤字(同4億円の黒字)となった。
 フジHDやフジテレビによる再発防止策の策定やガバナンス(企業統治)の取り組み強化を受け、大手企業の間ではCM出稿を再開する動きが広がってはいるという。フジHDは今年度後半にかけてCM出稿の再開が進むと見ており、2026年3月期のフジテレビのCM収入は前期の6割超の水準になる見通しを持っている。フジテレビ   筆者撮影
 
フジテレビが検証番組、中居氏問題「場当たり対応」 港浩一元社長と大多亮元専務、経営陣トップが若手女性社員を宴席接待要員として自ら組織化 問われる腐敗した企業風土
画像出典 「検証 フジテレビ問題 反省と再生・改革」
 2025年7月6日、フジテレビは元タレントの中居正広氏に関する一連の問題について、自社の取材に基づく検証番組を放送した。検証番組のタイトルは、「検証 フジテレビ問題 ~反省と再生・改革~」。午前10時から同11時45分まで、CMを挟まずに放送された。
 前社長の港浩一氏ら当時の幹部を取材し、「場当たり的な対応と危機意識の希薄さ」などと対応の誤りを自己批判した。
  番組は、宮司愛海アナウンサーや木村拓也アナウンサーが進行役を務め、清水賢治社長が出演した。清水氏は番組の冒頭で、反省と謝罪を口にし、再生・改革に向けて「テレビの使命を能動的に果たしていかないといけない」などと述べた。有力タレントとの距離の近さが社内評価に反映されてきた組織の在り方については、「ビッグタレント連れてきました、企画書は真っ白という企画が通るのはおかしい。今後は企画の査定を厳密にする」とも語った。
 3月31日に公表された第三者委員会の調査報告書は、元フジアナウンサーの女性が2023年6月に、中居氏から「性暴力」を受けたと認定(中居氏側はこれについて一部反論)。フジテレビ社員としての「業務の延長線上」で行われた、重大な人権侵害だと断罪した。
 フジ側の対応については、港氏や当時専務の大多亮氏らが、コンプライアンス部門への情報共有などを怠ったと批判。数人の壮年男性のみの偏った視点で検討した結果、人権問題と捉えることができなかったとした。
 フジテレビは、今回の事案を、プレーベートな事案とすることで、企業側の責任を回避しようとした首脳陣の目論見があったと思われる。中居氏のマンションを一人で訪れたことで発生した事案として、業務の延長線上とはあくまで切り離すことで乗り切ろうとしたと思われる。その背景に、フジテレビ人気番組を支える中居氏への忖度があったことも見逃せない。
 番組ではこうした経緯を踏まえながら、当時の経営陣らがどこで判断を誤ったのか、また問題の背景として指摘された組織風土がどのようなものだったかについて、独自に関係者の証言を集めて検証した。
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